カル・ペチ

カル・ペチ(中央の中庭)

カル・ペチ(Cahal Pech)は、ベリーズカヨ郡サン・イグナシオ(英語版)という町の近くにあるマヤ文明の遺跡。マヤの上流階級の家族が住んでいた邸宅の遺跡であり、主要な建物は古典期に建てられたものだが、紀元前900年ごろ(先古典期中期)から継続的に住んでいた証拠が見つかっており、ベリーズ西部では最も古い遺跡の1つとされている[1]マカル川(英語版)の土手の上にあり、34の建築物が集まっていて、最も高い建物は約25メートルの高さである。紀元9世紀ごろ放棄されたが、その原因はわかっていない。

カル・ペチ (Cahal Pech) とは「ダニの土地」を意味し、1950年代に牧草地だったこの場所で発掘を開始した際に名付けられた。現在は考古学的な公園となっており、継続して発掘も行われていて、出土品を収蔵した小さな博物館もある。

周辺のマヤ文明の遺跡としては、チャー・クリーク(英語版)シュナントゥニッチがある。

ギャラリー

  • 中央の中庭
    中央の中庭
  • 中央の中庭
    中央の中庭
  • 中央の中庭
    中央の中庭
  • 持送りアーチ式の通路
    持送りアーチ式の通路
  • 球技場跡
    球技場跡

脚注

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  1. ^ Awe et al. (1990)

参考文献

  • Awe, Jaime; Cassandra Bill, Mark Campbell, and David Cheetham (1990). “Early Middle Formative Occupation in the Central Maya Lowlands: Recent Evidence from Cahal Pech, Belize” (PDF online reproduction). Papers from the Institute of Archaeology (London: UCL Institute of Archaeology) 1: 1–5. ISSN 0965-9315. OCLC 231692266. http://www.ucl.ac.uk/archaeology/pia/prevcont/vol1/2.pdf. 

座標: 北緯17度09分20秒 西経89度03分40秒 / 北緯17.15556度 西経89.06111度 / 17.15556; -89.06111

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先コロンブス期」も参照
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