クライミング

曖昧さ回避 登攀」はこの項目へ転送されています。つる植物の特性については「つる植物」をご覧ください。

クライミング: climbing)もしくは登攀(とうはん)とは、手足を使ってよじ登ること[1]

自らのを使いよじ登ることであるが、補助的に登攀道具を使うこともある。自然の岩壁をよじ登るものも、氷壁をよじ登るものも、人工の壁をよじ登るものもある。ロープをよじ登るものもある。もともとは登山の一形態として行われていたが、近年ではスポーツ登山の1ジャンルになっている[2]趣味競技救助活動軍事作戦などで行われている。

種類

  • アルパイン・クライミング:自然の急峻な山岳をよじ登ること。
  • ロッククライミング:特に岩壁を登攀すること。
  • フリークライミング:自然物だけを頼りにして登ること。岩壁に打ち込んだ人工的なボルトなどは使わずに登る。
  • ボルダリング:必要最低限な装備のみでの登攀。落下防止対策として、落下予想地点にクラッシュパッドと呼ばれるマットを敷く。
  • インドアクライミング:室内に人工壁を設置し、トップロープ、リードクライミング、ボルダリングなどの訓練等に利用される登攀。
  • スポーツクライミング:ロック・クライミングで使われる登攀技術をもとに、ルールを定め、参加者の技の優劣やタイムを競う競技の総称。
  • アイスクライミング:氷壁の登攀。
  • チョーククライミング:柔らかいチョーク質の壁の登攀。アイスクライミングなどと同じような技術が求められる[1]。
  • ビッグウォール・クライミング:高さ1,000m以上の岩壁の登攀。
  • 沢登り:沢、滝の登攀。
  • ビルダリング(英語版):ビルディング(人工の建物)の登攀。
  • 木登り:木の登攀。
  • ロープクライミング(英語版):上から吊るされたロープの登攀。

事故・事件

  • 落石、滑落
  • ナイロンザイル事件
  • サスペンション・トラウマ(英語版) ‐ 宙づりなどになって腿などが圧迫されることで血管や神経が圧迫され、失神などが起きる状態。
  • 私有地において無許可で登攀した場合、住居侵入罪不退去罪によって罰せられる[3]。ビルの壁面を登攀したフリークライマーのアラン・ロベールなどが逮捕されている[4][5]

出典

  1. ^ デジタル大辞泉
  2. ^ 知恵蔵』朝日新聞社、2007年
  3. ^ 那智の滝登った容疑、著名クライマー逮捕 (日本経済新聞
  4. ^ アラン・ロベールインタビュー第1回「でも、恐怖という感覚は悪くない」(ナショナルジオグラフィック日本版)
  5. ^ 仏の「スパイダーマン」が高層ビル登頂に成功、直後に拘束-マレーシア(ブルームバーグ )

関連項目

ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
クライミング
降下、下山
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。
下山en:downclimb
  • グリセード(英語版) - 雪面などを制動をつけて滑り降りる技術。日本のマタギにも同様の技術を見ることができる。
  • 懸垂下降(abseiling 、lowering off)
  • キャニオニング
全般
方法
山岳
項目
装備・道具
トレッキング
  • ストック
  • スパッツ
雪山
クライミング
ロック
アイス
沢登り
下山
人物
乗り物
カテゴリ カテゴリ
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