スペクテイター (1828年創刊の雑誌)

曖昧さ回避 この項目では、1828年創刊のイギリスの雑誌について説明しています。1999年創刊の日本の雑誌については「スペクテイター (1999年創刊の雑誌)」を、その他の用法については「スペクテイター」をご覧ください。
スペクテイター
Editor フレイザー・ネルソン
カテゴリ 政治 文化 保守主義
刊行頻度 週刊
有料購読者数 86,000
総発行部数
(2021年)
100,000
創刊号 1828
発行元 プレス・ホールディングス
イギリス
拠点 ロンドン
言語 英語
ウェブサイト www.spectator.co.uk
spectator.us
www.spectator.com.au
ISSN 0038-6952
OCLC番号 1766325
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スペクテイター』(英語: The Spectator)は政治・文化・時事問題を扱うイギリスの週刊誌[1]。創刊は1828年の7月で、世界で最古の週刊誌である[2][3]

概要

オーナーはフレデリック・バークレーであり、デイリー・テレグラフ同様プレス・ホールディングスを通じてスペクテイター誌を所有している。主なテーマは政治と文化であり、政治には保守的な姿勢を取る。時事問題に関するコラムや特集のほか、書籍・音楽・オペラ・映画・テレビの批評も扱う。

スペクテイターの編集長職は、イギリス保守党の要職への足掛かりとなることがしばしばある。かつて編集長を務めた人物にはボリス・ジョンソン(1999–2005、イギリス首相)をはじめとして、イアン・ギルモア(英語版)(1954–1959・国防大臣・王璽尚書を歴任) イアン・マクラウド(英語版) (1963–1965 財務大臣他、多くの大臣職を歴任)・ナイジェル・ローソン(1966–1970)らがいる。現在の編集長はフレイザー・ネルソンが務める。

『スペクテイター・オーストラリア』はイギリス本誌の内容に、オーストラリアの経済や事件に関する記事を12ページ分追加している。このオーストラリア版は、2008年から本誌と同時に発行されている。『スペクテイター・US』は2018年初頭、インターネット上に立ち上げられた。このアメリカ版は2019年10月から紙の月刊誌としても提供されている。[4][5]

2020年、スペクテイター誌は、歴史上最も長く存続した時事問題の雑誌となり[6]、また通算一万号を達成した初の雑誌にもなった[7]

出典

  1. ^ “About | The Spectator” (英語). The Spectator. 2017年11月16日閲覧。
  2. ^ “The First Number of The SPECTATOR”. The Times (13637): p. 4, column D. (1828年7月5日). https://newspaperarchive.com/london-times-jul-05-1828-p-4/ 
  3. ^ Why The Spectator is the world's oldest weekly magazine The Spectator.
  4. ^ Fischer, Sara (2019年8月13日). “The Spectator is launching a U.S. print version”. Axios. https://www.axios.com/the-spectator-print-edition-united-states-boris-johnson-48ecfd17-6e1a-498d-b821-d43053076e81.html 2019年8月16日閲覧。 
  5. ^ “About The Spectator's US edition”. Spectator USA. 2020年3月9日閲覧。
  6. ^ The Spectator becomes the World's longest lived current affairs magazine
  7. ^ The Spectator's 10,000th issue
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