トレント・セバーン水路

トレント・セバーン水路(英語:Trent–Severn Waterway)は、カナダオンタリオ州南部の水路網。オンタリオ湖(トレントン)とヒューロン湖ジョージア湾(ポート・セバーン)を結ぶ水路で、かつては産業交通軍事目的で使用されていたが現在は主に観光余暇の為に使用されている。トレント川、オトナビー川、カワーサ湖群、シムコー湖、カウチチン湖、セバーン川などの自然水路を含む。南オンタリオの「コテージ・カントリー(別荘地)」を横断するため重要な観光資源になっている。5月から11月の期間のみ通行可能。

この水路はカナダ国定史跡に指定されている[1]

地理

トレント・セバーン水路の総延長は386km。東端はトレントンを起点とし、建設水路部分はそのうち約32kmのみ。45ヶ所の閘門があり、そのうち2ヶ所はフライト・ロック(連続閘門)および、ピーターボロとカークフィールド2ヶ所はボートリフトがある。ビッグ・シュートでは船舶用鉄道(インクライン)も整備されている。またこの水路網には旋回橋が39ヶ所、ダム160ヶ所等を備え、河湖での水位調整を行ない100万人以上が居住する流域約18,600平方キロにおける治水機能を果たしている。

脚注

  1. ^ “Trent-Severn Waterway National Historic Site of Canada”. National Historic Sites. パークス・カナダ. 2011年7月28日閲覧。

外部リンク

  • The Panel on the Future of the Trent-Severn Waterway(トレント・セバーン水路委員会、英語・仏語)
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