ドラえもん のび太の日本誕生
この項目では、ドラえもんの大長編ドラえもんの作品および1989年に公開された映画について説明しています。2016年に公開された映画については「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」をご覧ください。 |
『ドラえもん のび太の日本誕生』(ドラえもん のびたのにっぽんたんじょう)は、藤子不二雄Ⓕ(藤本弘)が1988年に執筆した大長編ドラえもんシリーズの雜誌連載漫画作品[注 1]。および、この連載漫画を元に作られ、1989年3月11日に公開された映画作品(映画公開時の脚本等の名義は藤子・F・不二雄)。大長編シリーズ第9作、映画シリーズ第10作。映画ドラえもん10周年記念作品。同時上映は『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』。
2016年に本作のリメイク版である『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』が公開された。
概要
7万年前の後期更新世日本および中国大陸を舞台に、精霊王ギガゾンビを擁するクラヤミ族と、それに相対するヒカリ族の側に付いているドラえもんとのび太たちの戦いを描いた長編作品。
ドラえもん のび太の日本誕生 (連載) | |
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漫画 | |
作者 | 藤子不二雄Ⓕ →藤子・F・不二雄[注 2] |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 月刊コロコロコミック |
発表期間 | 1988年9月 - 1989年2月 |
話数 | 6 |
その他 | 全180頁(扉6頁を含む) |
テンプレート - ノート |
漫画(連載)
連載漫画は『月刊コロコロコミック』1988年(昭和63年)10月号から1989年(平成元年)3月号に掲載された。全6回。
ドラえもん のび太の日本誕生 | |
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Doraemon: Nobita and the Birth of Japan | |
監督 | 芝山努 |
脚本 | 藤子・F・不二雄 |
原作 | 藤子・F・不二雄 |
製作 | シンエイ動画、テレビ朝日、小学館 |
製作総指揮 | 藤子・F・不二雄 |
出演者 | レギュラー 大山のぶ代 小原乃梨子 野村道子 たてかべ和也 肝付兼太 ゲスト 松岡洋子 永井一郎 高島雅羅 |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 | 時の旅人/西田敏行 |
編集 | 岡安肇 |
制作会社 | シンエイ動画 |
製作会社 | シンエイ動画 テレビ朝日 小学館 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1989年3月11日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 20億2000万円[1] |
前作 | ドラえもん のび太のパラレル西遊記 |
次作 | ドラえもん のび太とアニマル惑星 |
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映画
画像外部リンク | |
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ポスター|英語版Wikipedia |
映画は1989年3月11日に公開された。テレビ朝日開局30周年、テレビアニメ10周年記念作品[2]。第7回ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞[3]。
顧客動員数は、同シリーズでは原作者藤子・F・不二雄存命時には破られることはなく、2018年公開の『のび太の宝島』に破られた[4]。
公開直前の1989年3月4日には、ドラえもん映画公開記念スペシャルとして『ドラミちゃんと日本誕生!』も放映されているほか、公開後の1990年には、本作の続篇的内容のゲーム『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』が発売されている。
映画のアバンタイトルではククルが登場するのみでドラえもんたちが登場せず、ククルが時空乱流に吸い込まれた後に地球の全景が現れ、どこからともなく「ドラえもーん!」の叫びが聞こえてオープニングに入るという構成になっている。
終盤におけるタイムパトロール隊の出動シーンは、第一作の「のび太の恐竜」と同じカット割りの新作となっており、一作目をリスペクトしている。
本作よりドルビーステレオが採用された。
ドラえもん (1979年のテレビアニメ)のスタッフによって作られた。予告編は藤子不二雄Ⓕ名義である。
後日談
1989年6月に、本作の後日談が含まれる短編漫画「いつでもどこでもスケッチセット」[5]が掲載された『小学四年生』1989年7月号が発売された。
ドラえもん のび太の日本誕生 (大長編単行本) | |
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漫画 | |
作者 | 藤子・F・不二雄 |
出版社 | 小学館 |
レーベル | てんとう虫コミックス |
発売日 | 1989年7月28日 |
その他 | 全188頁[注 3] |
テンプレート - ノート |
漫画(単行本)
1989年7月28日に単行本(てんとう虫コミックス)が発売された。その際に加筆・修正が行われ、本編の頁数は13頁増加した。
最後の1頁が描き加えられ、ククルたち(新人)よりも前の日本には人間がいなかったという誤解を防ぐために、「彼等(旧人)は、やがて絶滅したらしく、今の日本人と血のつながりはない」という文章が記載されている。また、この頁に出てくる日本国王と、藤子・F作品『チンプイ』第5話「御先祖は日本王?」(1985年)に登場する日本国王は共にウンバホという名前で、同一人物であることが暗示されている。
あらすじ
※漫画(単行本版)を元に記述。
学校でも家でも叱られてばかりののび太はついに家出を思い立つ。「どうせいつものようにすぐかえってくるんだろ」とドラえもんに言われつつも、「キャンピングカプセル」等の道具を使って生活を始めるが、どこも誰かの土地で自由に住める場所がない。その一方で、当初はのび太の家出を止めていたしずか、からかっていたジャイアンとスネ夫も、親からの期待や押し付けに嫌気が差し家出を決意。更にドラえもんもパパが部長から預かったハムスターが天敵のネズミのなかまであることが耐えきれず家出をする。途方に暮れる5人は、のび太の提案でまだ誰もいない時代の日本へ行こうと考え、「史上最大の家出」と叫びながらタイムマシンに乗って出発する。
タイムマシンで時空を超える途中で「時空乱流」に巻き込まれそうになるものの、何とか無事に7万年前の日本へ到着。住居を作り、食物や植物を育てる等、誰からも邪魔されない生活を思う存分満喫する一同。そんな中ペット係を任されたのび太は「動物の遺伝子アンプル」と「クローニングエッグ」でペットを作ることになるが、皆を驚かせようと別々の動物をかけ合わせてみることにし、ペガ、グリ、ドラコという3匹のペットが誕生する。
「またきたけりゃいつでもこられるんだから」と現代に帰宅した5人。だが翌日、のび太たちは現代にいるはずのない原始人の少年と遭遇する。5人が気絶した少年を連れて再び7万年前の日本へ行くと、そこには立派に育ったペガ、グリ、ドラコの姿が。
目を覚まし「ほんやくコンニャク」を食べた少年は「ぼくの名はククル」「ヒカリ族タジカラのむすこ」と名乗り、空の穴にすいこまれたと語る。ヒカリ族の村はクラヤミ族と名乗る謎の集団から襲撃を受け、人々は北の方に連れて行かれたという。クラヤミ族の背後には「不死身の精霊王」を名乗る「ギガゾンビ」がついており、その魔力にかな人間はいないとククルは語る。ドラえもんはククルがすいこまれた穴は「時空乱流」だと推理する。
一行は、ヒカリ族が住んでいた場所(20世紀の地図なら中国大陸の和県)へ向けて出発する。海を越えなくては、と心配するのび太たちに当時の地形図を見せるドラえもん。7万年前は氷河期のため海面が低く日本列島と大陸は地続きになっていたのだ。ククルの村に着いた一同は3匹のペットを村に残し「たずね人ステッキ」でヒカリ族を追跡する。
一方で、クラヤミ族に連行されるヒカリ族たち。ヒカリ族のひとりが殺されそうになったところ、空に現れた「ドラゾンビ」(正体はドラえもん)が電撃でクラヤミ族を撃退し、彼らを指揮する土偶型の怪物・ツチダマも衝撃波を「ヒラリマント」ではね返して粉砕する。ヒカリ族は歓喜し、ククルは無事に両親と再会を果たす。
しずかの提案でヒカリ族を安全な日本に連れていくこととなり、皆は「どこでもドア」でまずヒカリ族の村へ移動。だが、そこにいるはずのペガ、グリ、ドラコはいくら探しても見つからない。のび太は「みつかるまでさがすんだ!!」と泣くが、ヒカリ族の安全を優先して皆は「どこでもドア」で新天地・日本に移動する。
ヒカリ族は新たな村を自らの手で作り上げていき、その姿に感心する5人。気落ちしているのび太を、ククルは昔飼っていたオオカミの子が狩りの途中ではぐれるもまた戻って来た話をして励ます。
一旦現代に戻る5人。一方で、ギガゾンビは元の姿に戻っていたツチダマから事の顛末を聞かされて激怒し、「ドラゾンビらのゆくえをさがせ!!」とツチダマに命じ、「地のはてまでもやつを追いつめ八つ裂きにしてくれるわ!!」と言い放つ。
現代で元の生活を始める5人。だがドラえもんは持ち帰ったツチダマの破片が粉々にしても元に戻ることから、それを「形状記憶セラミック」だと語り、「ギガゾンビはただのまじない師なんかじゃなかったってことだ!!」と見抜く。
ヒカリ族が心配になった5人はみたび7万年前の日本へ。予感は的中し、ククルも含めたヒカリ族全員がまたもクラヤミ族に連れ去られていた。「かえしてほしければトコヤミの宮へやってこい」というギガゾンビからのメッセージを見た5人は、「どこでもドア」で元ヒカリ族の村だった場所に移動。トコヤミの宮を目指し、大陸の奥地を目指すのだった。
声の出演
- ドラえもん - 大山のぶ代
- 「ドラゾンビ」を名乗り、変装する。科学の知識が無いククルに、「精霊を操るまじない師」との方便で説明した。名前は精霊王ギガゾンビに対抗してスネ夫が命名したもの。手に持っているショックステッキでクラヤミ族を退治し、助けられたヒカリ族からは大変慕われた。
- のび太 - 小原乃梨子
- ジャイアン - たてかべ和也
- スネ夫 - 肝付兼太
- しずか - 野村道子
- のび太のママ - 千々松幸子
- のび太のパパ - 加藤正之
- ジャイアンのママ - 青木和代
- 先生 - 田中亮一
ゲストキャラクター
- ★ - アニメ映画にのみ登場するキャラクラー、または名称。
- ヒカリ族
- 声 - 茶風林、坂東耕一郎、梁田清之
- 7万年前、現在の中国・和県付近に住んでいた原始人部族。ドラえもんたちの手助けにより、未開の地である日本に移住する。ドラえもんが変装したドラゾンビを神と敬い崇拝する。クラヤミ族に囚われ強制労働をさせられるが、タイムパトロール隊によって保護される。
- ククル
- 声 - 松岡洋子
- ヒカリ族の少年。集落近くの川で川魚を獲っていたため、辛くもただ1人、クラヤミ族の襲撃を免れた。その後、時空乱流(時空間の乱れ)に巻き込まれて現代の日本に転移してきた。仲間たちを救うべく、ドラゾンビ(ドラえもん)の力を借りてクラヤミ族に立ち向かう。一人称は2つ、「僕」「俺」を混用する。将来はウンバホ(「日の国の勇者」の意)と改名し、ヒカリ族の族長となる(漫画のみ。20年後の様子をタイム・テレビで見る様子が描かれている。コロコロ文庫版では198頁)。
- なお、『チンプイ』の春日エリは、彼の子孫である[6]。
- タジカラ
- 声 - 仲木隆司
- ククルの父。クラヤミ族に立ち向かうなど勇敢である。祭りの際、野牛の蒸し焼きを石器の刃物で切断する描写が見られる[注 4]。
- タラネ★
- 声 - 玉川紗己子
- ククルの母。日本に移住し、新しい村を建設した。祭りの際には、しずかに木の実をあげる仕草が見られる[注 4]。
- 長老
- 声 - 北村弘一
- ヒカリ族の長老。かなりの高齢で、連行に付いて行けず殺されかけた。
- クラヤミ族に再び囚われてからは、トコヤミの宮の建設のために強制労働させられるが、無事救出されて日本に移住した。
- ウズメ★
- 声 - 林玉緒
- 頭に花を乗せた女の子。常に長老の側にいる。ヒカリ族が日本に移住した直後の宴では舞いを披露した。漫画には登場しない人物である。
- ウタベ
- 声 - 二又一成
- ヒカリ族の一員で、歌が得意な男(漫画では太目の中年、映画では痩身)。日本に案内された直後の宴で、ドラゾンビを称える歌を作った。ジャイアン曰く「石器時代の偉大なアーティスト」。
- ギガゾンビ
- 声 - 永井一郎
- 本編における黒幕。嵐と雷を操る不死身の精霊王を名乗る。当初は古代の呪い師と思われていたが、その正体は23世紀[注 5]から来た時間犯罪者。亜空間破壊装置によって時空間の往来を遮断して過去の歴史への干渉を防いだ上で過去の時代を我が物にし、恒久的な歴史支配を達成しようと目論んでおり、タイムパトロールからマークされていたため、追跡を避けて地下にトコヤミの宮を建造していた。
- トコヤミの宮に侵入してきたドラゾンビたちを根こそぎ捕らえて追い詰めたものの、遅れてやってきたのび太の手引きによって形勢逆転されタイムパトロール隊に基地を突き止められてしまう。部下のツチダマ、手下のクラヤミ族を見捨て、自分だけ逃亡を図ろうとするも、タイムマシーン目指して階段を上がっている途中でタイムパトロールのタイムスキッパーに体当たりされ階段を転落。そのまま亜空間破壊罪(漫画及び映画版第2期では歴史破壊未遂罪)で逮捕された(映画では逃げる暇もなくコントロール室で逮捕された)。
- 仮面をとった素顔は小柄で出っ歯の貧弱な顔の男だった[注 6][注 7]。一人称は「ワシ」または「私」。
- てんとう虫フィルムコミックスで逮捕の際に「山田博士」と呼ばれている。
- ツチダマ
- 声 - 高島雅羅
- ギガゾンビの部下で、言葉を話す遮光器土偶。クラヤミ族を操った張本人。形状記憶セラミック製[注 8]で再生能力を持っており、粉砕されても復活する。ただし、この再生能力はバラバラになった破片を繋ぎ合わせるに留まり、破片そのものが損失(作中では別時代に持ち去られて)した場合はその部位は再生(新構築)が出来ない。飛行能力を持ち、岩をも吹き飛ばす衝撃波を発生させることができる。時折「ギーガー」という奇怪な声をあげる。猛吹雪の中でも飛行が可能。ひみつ道具「瞬間接着銃」により身動きが取れなくなり、最後はギガゾンビに手駒扱いされ落盤に巻き込まれる。
- 漫画や映画版第2期では複数の個体が存在しているが、映画版第1期では1体のみの登場となった。
- クラヤミ族
- 声 - 広瀬正志(リーダー)、岸野一彦、郷里大輔
- 7万年前の中国に住む、猿人に近い種族でゴリラのような顔をしている。ヒカリ族に比べると身体能力は高く背丈も大柄だが知能が低いようで、ギガゾンビやツチダマの手下となっている。漫画では「サルども」とギガゾンビがツチダマに話すシーンもある。
- 架空動物
- のび太が動物の遺伝子アンプルとクローニングエッグで作り出した3匹の架空動物。また、電池切れが多く長時間使用できないタケコプターに代わる移動手段としての存在にもなっており、ドラえもん達を乗せて、長距離での移動が可能となった。だが、移動中に、ドラえもんの意向によって、一旦、ドラえもん一行と離れ離れとなってしまう。架空動物ゆえに石器時代や20世紀に存在することは許されないため、事件解決後に3匹ともタイムパトロールに引き取られ、「空想動物サファリパーク」で育てられることになった。漫画では「可愛がられ幸せに暮らしている」という一文もある[7]。
- ペガ
- ペガサス。馬と白鳥のアンプルを同時に使って作られた。のび太としずかが乗る。特にのび太はペガにしか乗らず、名前を口にする機会もペガが最も多かった。
- グリ
- グリフィン。ワシとライオンのアンプルで作られた。ドラえもんとククルが乗る。ワニを急降下で攻撃した事もある。嗅覚が鋭いのか、猛吹雪直後の丘陵地帯からのび太の答案を発見する描写がある。
- ドラコ
- リュウ(東洋の龍。西洋のドラゴン)。ワニとシカとトカゲ(映画では第1期、第2期ともにトカゲの代わりにコウモリ)のアンプルで作られた。ジャイアンとスネ夫が乗り[注 9]、漫画ではさらにしずかとククルを加えた4人で乗った事もある[8]。その外見でワニやサーベルタイガーを威圧させている。しずかは「ドラちゃん」と呼び、ドラえもんから「紛らわしい名前付けないでよ」と突っ込まれた。
- タイムマシン
- 声 - 三ツ矢雄二
- 言葉を発し、行き先は音声で認識する。
- 前作映画『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』で音声機能が搭載されている。パラレル西遊記は漫画版が無いので、大長編漫画では本作25頁で初めて喋る。
- マンモス
- 声 - 大宮悌二
- ドラえもん達とはぐれたのび太の前に現れる喋るマンモス。猛吹雪で遭難したのび太に栄養ドリンクを与え、小箱(正体は発信機)を託した。その正体はタイムパトロール隊が乗ったタイムスキッパーが偽装した姿。トコヤミの宮の位置を突き止めるために後期更新世にワープして張り込みをしており、ギガゾンビに警戒されないためマンモスに変装して隠密行動していた。
- 空き地の地主
- 声 - 田口昂
- のび太たちがいつも遊んでいる空き地の地主。恰幅の良い体型ではげ頭。家出したのび太が空き地に住もうとしたところ、キャンピングカプセルを揺さぶられ(映画ではレンチで叩いた)、家を建てたら困ると注意された。不動産会社から土地を3億円で売るように勧められていた(当時はバブル景気の真っ只中)。
- タイムパトロール隊員
- 声 - 橋本晃一
- マンモスに変装したタイムパトロール隊の応援要請によって後期更新世にワープし、トコヤミの宮を襲撃した隊員の一人。落盤で逃げ道を失ったドラえもんたちの救助に現れ、基地を歴史に残さないために爆破消滅させると言い、ドラえもんたちをタイムスキッパーの中に入るよう指示した。
- 少年★
- 声 - 真柴摩利
- のび太たちの仲間に入ろうとしたが、スネ夫が「ジャイアンのリサイタルの相談」だと言ったので逃げ出した(その後、スネ夫はこの冗談が気に入らなかったジャイアンに殴られた)。
- 少女★
- 声 - 林玉緒、前田雅恵
- 学校の外で縄跳びをして遊んでいた。
用語
- 時空乱流(じくうらんりゅう)
- 時空間の乱れが生み出す、ブラックホールのような落とし穴。時間の流れが渦を巻いて乱れる。冒頭でククルを飲み込み、20世紀の東京に時空移動させた。ドラえもん達が最初にタイムマシンで7万年前に向かう道中で目撃する。飲み込まれた人間は、永久に亜空間をさまようか、運がよければ出口が開いて他の時代に落とされる。
- 作中、ドラえもんは、日本の神隠しや世界中の行方不明事件などは、時空乱流に人間が巻き込まれて消えたのではないかと、実例を挙げて説明している[9]。
- 藤子F作品『T・Pぼん』では登場人物のリームが「タイムトリッパー(時間転移者)」について説明する際、行方不明事件の実例を挙げるなど、本作とほぼ同様の説明を行っている[10]。リメイク版ではククルが巻き込まれた時空乱流はギガゾンビによる亜空間破壊装置の影響で発生したとされている。
スタッフ
- 制作総指揮・原作・脚本 - 藤子・F・不二雄
- 作画監督 - 富永貞義
- 監修 - 楠部大吉郎
- 美術設定 - 川本征平
- 美術監督 - 沼井信朗
- 録音監督 - 浦上靖夫
- 音楽 - 菊池俊輔
- 効果 - 柏原満
- 撮影監督 - 斎藤秋男
- 特殊撮影 - 三沢勝治
- プロデューサー - 別紙壮一、山田俊秀、小泉美明、波多野正美
- 監督 - 芝山努
- 演出助手 - 安藤敏彦、平井峰太郎
- 動画チェック - 内藤真一、原鐵夫
- 色設計 - 野中幸子
- 仕上監査 - 代田千秋、枝光敦子
- 特殊効果 - 土井通明
- コンピューターグラフィックス - 亀谷久、渡辺三千成、水端聡
- エリ合成 - 酒井幸徳、末弘孝史、渡辺由利夫
- 編集 - 渡瀬祐子、林美都子 / 井上和夫
- 文芸 - 滝原弥生
- 制作事務 - 古井俊和、大神田富人
- 制作進行 - 中村守、和田泰
- 制作デスク - 市川芳彦
- 制作協力 - 藤子プロ、旭通信社
- 制作 - シンエイ動画、小学館、テレビ朝日
主題歌
- オープニングテーマ「ドラえもんのうた」
- 作詞 - 楠部工 / 補作詞 - ばばすすむ / 編曲·作曲 - 菊池俊輔 / うた - 山野さと子 / セリフ - 大山のぶ代(ドラえもん)(コロムビアレコード)
- この作品から、この曲が山野版になり[注 10]、1998年『のび太の南海大冒険』・2000年『のび太の太陽王伝説』の2作を除く2004年『のび太のワンニャン時空伝』までの作品で使用された[注 11]。
- エンディングテーマ「時の旅人」
- 作詞 - 武田鉄矢 / 作曲 - 堀内孝雄 / 編曲 - 若草恵 / うた - 西田敏行(CBS・ソニーレコード)
- この曲は後に作曲した堀内孝雄や作詞した武田鉄矢によってそれぞれカバーされ、堀内のバージョンは1996年のフジテレビ系作品『700年前の約束』のイメージソングとして使用された。
- 歌詞は、2番と最後のサビ部分が西田と武田・堀内では異なり、入れ替わった歌詞となっている。
脚注
注釈
- ^ 『月刊コロコロコミック』での連載最終回から藤子・F・不二雄名義に改められた。
- ^ 連載第6回のみ。
- ^ 扉1頁+本編187頁。
- ^ a b 漫画ではこの描写は存在しない。
- ^ 映画版第1期では、出自が23世紀だとは言及していない。
- ^ 「ドラえもんクラブ」第2巻に掲載された「ドラえもん映画アカデミー賞」では「史上最弱ライバル賞」を受賞している。
- ^ 漫画でも1コマだけ素顔を見せているが、こちらでは体格の良いワシ鼻の男で映画ほど貧弱ではない。
- ^ 漫画及び映画版第1期では、現在へ戻ったドラえもんが形状記憶セラミックであることを突き止めたが、映画版第2期ではドラえもんが素材を見つけられず妹のドラミに調べさせている。
- ^ 原作漫画(コロコロ文庫版84頁参照)と映画版第1期(コロコロ文庫版2頁参照)では、ジャイアンとスネ夫はのび太に救出された後からドラコに乗っているが、映画版第2期(てんとう虫コミックス『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』62頁参照)では、ジャイアンのみがドラコに乗り、スネ夫はグリに乗っている。
- ^ テレビシリーズ版では1992年10月9日放送分から山野版を使用。
- ^ テレビシリーズ版での使用は2002年9月20日放送分まで。
出典
- ^ 1989年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ “「のび太の新恐竜」がドラえもん50周年記念作品として 2020年3月公開! - ドラえもんの映画ヒストリーをおさらい”. 小学館 (2019年10月28日). 2020年3月25日閲覧。
- ^ “過去のゴールデングロス賞 - 全国興行生活衛生同業組合連合会”. Japan Association of TheaterOwners.. 2020年3月25日閲覧。
- ^ “映画「ドラえもん」絶好調「6年連続のベトナム公開も決まりました」テレビ朝日”. スポーツ報知 (2018年4月24日). 2018年12月5日閲覧。
- ^ 掲てんとう虫コミックス41巻収録。テレビアニメ版は1989年11月10日に放送。
- ^ 『チンプイ』第5話「御先祖は日本王?」
- ^ コロコロ文庫版では198頁。
- ^ コロコロ文庫版では96頁から103頁。
- ^ 漫画単行本64~66頁。
- ^ 『T・Pぼん』「超空間の漂流者」。このエピソードは本作の漫画版で行方不明事件の実例として挙げられていたアンブローズ・ビアスがタイムトリッパーとして登場。遥か未来まで漂着してしまったことになっている。
関連項目
- ドラえもん ギガゾンビの逆襲
- ドラミちゃん ミニドラSOS!!!
- ドラえもん映画作品
- 映画ドラえもんのひみつ道具
- アニメーション映画
- タイムトラベル
- ザ・スーパーサンデー - 1996年9月29日(藤子Fの葬儀・告別式当日)藤子Fの追悼番組として本作が放送された。
- ドラえもん 新・のび太の日本誕生 - ドラえもん映画36作目で、本作のリメイク。
外部リンク
- 『映画ドラえもん』オフィシャルサイト
大長編作品(アニメ第1期) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
# | 題名 | 公開日 | 漫 | 監督 | 脚本 | 主題歌 | 歌手 |
1 | のび太の恐竜 | 1980年 3月15日 | 藤 | 福富博 | 藤子不二雄 松岡清治 | ポケットの中に | 大山のぶ代 |
2 | のび太の宇宙開拓史 | 1981年 3月14日 | 西牧秀夫 | 藤子不二雄 | 心をゆらして | 岩渕まこと | |
3 | のび太の大魔境 | 1982年 3月13日 | だからみんなで | ||||
4 | のび太の海底鬼岩城 | 1983年 3月12日 | 芝山努 | 海はぼくらと | |||
5 | のび太の魔界大冒険 | 1984年 3月17日 | 風のマジカル | 小泉今日子 | |||
6 | のび太の | 1985年 3月16日 | 少年期 | 武田鉄矢 | |||
7 | のび太と鉄人兵団 | 1986年 3月15日 | わたしが不思議 | 大杉久美子 | |||
8 | のび太と竜の騎士 | 1987年 3月14日 | 友達だから | 大山のぶ代 森の木児童合唱団 | |||
9 | のび太のパラレル西遊記 | 1988年 3月12日 | - | もとひら了 | 君がいるから | 堀江美都子 こおろぎ'73 | |
10 | のび太の日本誕生 | 1989年 3月11日 | F | 藤子・F・不二雄 | 時の旅人 | 西田敏行 | |
11 | のび太とアニマル | 1990年 3月10日 | 天までとどけ | 武田鉄矢 | |||
12 | のび太のドラビアンナイト | 1991年 3月9日 | 夢のゆくえ | 白鳥英美子 | |||
13 | のび太と雲の王国 | 1992年 3月7日 | 雲がゆくのは… | 武田鉄矢 | |||
14 | のび太とブリキの | 1993年 3月6日 | 何かいい事きっとある | 島崎和歌子 | |||
15 | のび太と夢幻三剣士 | 1994年 3月12日 | 世界はグー・チョキ・パー | 武田鉄矢一座 | |||
16 | のび太の創世日記 | 1995年 3月4日 | さよならにさよなら | 海援隊 | |||
17 | のび太と銀河 | 1996年 3月2日 | 私のなかの銀河 | ||||
18 | のび太のねじ巻き | 1997年 3月8日 | Love is you | 矢沢永吉 | |||
19 | のび太の南海大冒険 | 1998年 3月7日 | 萩 | 岸間信明 | ホットミルク | 吉川ひなの | |
20 | のび太の宇宙漂流記 | 1999年 3月6日 | 季節がいく時 | SPEED | |||
21 | のび太の太陽王伝説 | 2000年 3月11日 | FP | この星のどこかで | 由紀さおり 安田祥子 | ||
22 | のび太と翼の勇者たち | 2001年 3月10日 | 岡 | Love you close | 知念里奈 | ||
23 | のび太とロボット | 2002年 3月9日 | いっしょに歩こう 〜Walking Into Sunshine〜 | KONISHIKI | |||
24 | のび太とふしぎ風使い | 2003年 3月8日 | またあえる日まで | ゆず | |||
25 | のび太のワンニャン時空伝 | 2004年 3月6日 | YUME日和 | 島谷ひとみ | |||
大長編作品(アニメ第2期) | |||||||
# | 題名 | 公開日 | 漫 | 監督 | 脚本 | 主題歌 | 歌手 |
26 | のび太の恐竜2006 | 2006年 3月4日 | F/(岡) | 渡辺歩 | 渡辺歩 楠葉宏三 | ボクノート | スキマスイッチ |
27 | のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜 | 2007年 3月10日 | F/岡 | 寺本幸代 | 真保裕一 | かけがえのない詩 | mihimaru GT |
28 | のび太と緑の巨人伝 | 2008年 3月8日 | 岡 | 渡辺歩 | 大野木寛 | 手をつなごう | 絢香 |
29 | 新・のび太の宇宙開拓史 | 2009年 3月7日 | F/(岡) | 腰繁男 | 真保裕一 | 大切にするよ | 柴咲コウ |
30 | のび太の人魚大海戦 | 2010年 3月6日 | 岡 | 楠葉宏三 | 帰る場所 | 青山テルマ | |
31 | 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜 | 2011年 3月5日 | F/(岡) | 寺本幸代 | 清水東 | 友達の唄 | BUMP OF CHICKEN |
32 | のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜 | 2012年 3月3日 | む | 楠葉宏三 | 生きてる生きてく | 福山雅治 | |
33 | のび太のひみつ道具 | 2013年 3月9日 | 寺本幸代 | 未来のミュージアム | Perfume | ||
34 | 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜 | 2014年 3月8日 | F | 八鍬新之介 | 光のシグナル | Kis-My-Ft2 | |
35 | のび太の | 2015年 3月7日 | む | 大杉宜弘 | 360° | miwa | |
36 | 新・のび太の日本誕生 | 2016年 3月5日 | F | 八鍬新之介 | 空へ | 山崎まさよし | |
37 | のび太の南極カチコチ大冒険 | 2017年 3月4日 | (む) | 高橋敦史 | 僕の心をつくってよ | 平井堅 | |
38 | のび太の宝島 | 2018年 3月3日 | - | 今井一暁 | 川村元気 | ドラえもん | 星野源 |
39 | のび太の月面探査記 | 2019年 3月1日 | 八鍬新之介 | 辻村深月 | THE GIFT | 平井大 | |
40 | のび太の新恐竜 | 2020年 8月7日 | む | 今井一暁 | 川村元気 | Birthday 君と重ねたモノローグ | Mr.Children |
41 | のび太の | 2022年 3月4日 | F | 山口晋 | 佐藤大 | Universe | Official髭男dism |
42 | のび太と空の | 2023年 3月3日 | - | 堂山卓見 | 古沢良太 | Paradise | NiziU |
43 | のび太の地球 | 2024年 3月1日 | 今井一暁 | 内海照子 | タイムパラドックス | Vaundy | |
併映作品 | |||||||
# | 題名 | 公開日 | 漫 | 監督 | 脚本 | 主題歌 | 歌手 |
1 | ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ | 1981年 8月1日 | 藤 | 神田武幸 | 城山昇 | 青い空はポケットさ | 大杉久美子 |
2 | ドラミちゃん ミニドラSOS!!! | 1989年 3月11日 | たか | 森脇真琴 | もとひら了 | ハロー! ドラミちゃん | 山野さと子 |
3 | ドラミちゃん アララ♥少年山賊団! | 1991年 3月9日 | 田 | 原恵一 | 丸尾みほ | ||
4 | トキメキソーラーくるまによん | 1992年 3月7日 | - | やすみ哲夫 | 星のハーモニー 東京ラブコール | 原由子 | |
5 | ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!! | 1993年 3月6日 | 三 | 原恵一 | 西村孝史 | ハロー! ドラミちゃん | 山野さと子 |
6 | 太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号 | (たな) | 高橋純 | なし | |||
7 | ドラミちゃん 青いストローハット | 1994年 3月12日 | - | 安藤敏彦 | 丸尾みほ | 友達なのに | KŪKO |
8 | 2112年 ドラえもん誕生 | 1995年 3月4日 | F/三 | 米たにヨシトモ | 米たにヨシトモ | ぼくドラえもん2112 | 大山のぶ代 こおろぎ'73 |
9 | ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!? | 1996年 3月2日 | 田 | 米たにヨシトモ 寺田憲史 | あなたを忘れない | Skirt | |
10 | ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状! | 1997年 3月8日 | 友達だから | 山野さと子 | |||
11 | 帰ってきたドラえもん | 1998年 3月7日 | F | 渡辺歩 | 城山昇 | 青い空はポケットさ | |
12 | ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦! | 田 | 米たにヨシトモ | 米たにヨシトモ 寺田憲史 | 君にいてほしい | 神崎ゆう子 | |
13 | のび太の結婚前夜 | 1999年 3月6日 | F | 渡辺歩 | 藤本信行 | 幸せのドア | 中西保志 沢田知可子 |
14 | ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ? | 田 | 米たにヨシトモ | 我ら ザ・ドラえもんズ | 水木一郎 堀江美都子 | ||
15 | おばあちゃんの思い出 | 2000年 3月11日 | F | 渡辺歩 | 藤本信行 | ハグしよう | タケカワユキヒデ T's COMPANY |
16 | ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走! | 田 | 錦織博 | 池田眞美子 | ぼくらの元気 | 堀江美都子 | |
17 | がんばれ!ジャイアン!! | 2001年 3月10日 | F/田 | 渡辺歩 | 藤本信行 | さよならとは言わないで | ダ・カーポ |
18 | ドラミ&ドラえもんズ | 田 | 錦織博 | 池田眞美子 | ガムシャララ!!ヘッチャララ!! | よこざわけい子 | |
19 | ぼくの生まれた日 | 2002年 3月9日 | F/田 | 渡辺歩 | 藤本信行 | キミに会いたくて | 小坂明子 |
20 | ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!! | - | やすみ哲夫 | なし | |||
21 | ドラえもんアニバーサリー25 | 2004年 3月6日 | 本郷みつる | ||||
3DCG作品 | |||||||
# | 題名 | 公開日 | 漫 | 監督 | 脚本 | 主題歌 | 歌手 |
1 | STAND BY ME ドラえもん | 2014年 8月8日 | F | 八木竜一 山崎貴 | 山崎貴 | ひまわりの約束 | 秦基博 |
2 | STAND BY ME ドラえもん 2 | 2020年 11月20日 | 虹 | 菅田将暉 |
- 漫 - 原作漫画、大長編漫画等の執筆者の頭の1文字または略記号。藤=藤子不二雄。F=藤子・F・不二雄。1987年の独立前のみ「藤」と記載した(ただし『ドラえもん』は連載開始時から藤本単独作)。FP=藤子プロ。それ以外は作画者を記載。括弧付きは藤本以外が執筆した外伝、短編など。詳細は大長編ドラえもん#作品一覧(併映作品は各作品のページ)を参照。
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作者 |
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作中描写 |
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作品展開 |
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関連項目 |
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筆名 | |||||||||||||||||||
連載作品 |
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関連人物 |
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関連項目 |
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芝山努監督(シリーズディレクター)作品 | |||||
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