パスタ・エ・ファジョーリ

複数のパスタを用いたパスタ・エ・ファジョーリの例
トマトを使ったパスタ・エ・ファジョーリ

パスタ・エ・ファジョーリイタリア語: Pasta e fagioli)は、イタリアの伝統的なパスタ料理の1種[1]日本においては「イタリア版煮込みうどん」と紹介されることもある[2]

名称は「パスタと」の意味であり、白いんげん豆パスタニンニクタマネギローズマリーを煮込んだ料理である[1]。イタリア全土で食され、各地方ごとにさまざまなバリエーションがある[1]

イタリアでは家庭料理としてもよく作られる[3]。使用するパスタに決まりはなく余ったパスタを使用することもあり[4][5]、使用する豆の種類にも特に決まりはないし、トマトを入れることもあれば、入れないこともある[3]

ボルロッティ(斑入りインゲン豆)は北部イタリアをはじめイタリア全土で使われ、トスカーナや中部イタリアではカンネッリーニ(Cannellini、白いんげん豆)が使用される[6]

イタリア南部やシチリアでは豆を煮崩してとろみをつけ、寒い季節に食べられる[6]。シチリアでは、ボルロッティの収穫期である春から夏には生のボルロッティを使用し、それ以外の季節は茹でてから冷凍しておいた豆や乾燥豆を戻して使用する[6]

関連項目

  • パスタ・エ・チェーチ(イタリア語版) - パスタとチェーチ(ヒヨコ豆)。ヒヨコ豆の煮込みにパスタを加えた料理。

出典

  1. ^ a b c 弓削啓太『パスタ世界チャンピオンが教える おうち激ウマパスタ』マイナビ出版、2022年、48頁。ISBN 978-4839978211。 
  2. ^ ヤミー (2021年1月26日). “イタリア版煮込みうどんな感じ『パスタ・エ・ファジョーリ』”. 2023年7月10日閲覧。
  3. ^ a b ハヤシコウ (2022年12月17日). “しっかり食べ応えのある"パスタ エ ファジョーリ"”. Dancyu. ハヤシコウの週末パスタ. 2023年7月10日閲覧。
  4. ^ “白いんげん豆とパスタのスープ(パスタ エ ファジョーリ)”. カゴメ. 2023年7月10日閲覧。
  5. ^ ヤミー「パスタとうずら豆のスープ」『ヤミーさん×カルディの輸入食材で作る簡単!おいしい!ごちそうレシピ』マイナビ、2014年、25頁。ISBN 978-4839950613。 
  6. ^ a b c 中村浩子 (2021年5月22日). “梅雨に食べたいイタリアン 薬膳生かし豆のパスタ料理”. NIKKEI STYLE. イタリア美味の裏側. 日本経済新聞. 2023年7月10日閲覧。

外部リンク

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