フィル・シルヴァース

フィル・シルヴァース
Phil Silvers
Phil Silvers
『Top Banana』より
別名義 Philip Silve
生年月日 (1911-05-11) 1911年5月11日
没年月日 (1985-11-01) 1985年11月1日(74歳没)
出生地 ニューヨーク市ブルックリン区
死没地 カリフォルニア州
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル 俳優
コメディアン
活動期間 1937年 - 1983年
主な作品
おかしなおかしなおかしな世界
備考
プライムタイム・エミー賞 (1956年)
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム (2000年)
テンプレートを表示

フィル・シルヴァースPhil Silvers, 1911年5月11日 - 1985年11月1日)は、アメリカ合衆国俳優コメディアンである。

来歴

1911年ニューヨーク市ブルックリン区に生まれる。8人兄弟の中の最年少で、家系はロシア系ユダヤ人の家系だった[1]。11歳の頃からエンターテイメントの世界に足を踏み入れ、13歳の頃には歌手として活動を始めていた[2]1937年短編映画へいくつか出演してデビューを果たし、また1939年にはブロードウェイ舞台へも出演して舞台デビューも果たす[1]

1940年に商業映画『Hit Parade of 1941』へ出演してプロデビューすると、その後はコンスタントに出演作を増やし続け、一躍スターダムにのし上がった。1951年にシルヴァースの代表作でもあるミュージカル舞台『Top Banana』をブロードウェイで上演し、その演技力と歌唱力が評価されトニー賞 ミュージカル主演男優賞を受賞した。次第にテレビ界へも進出し始めると、1955年には自身の冠番組であるエンターテイメント番組『The Phil Silvers Show』のホストも担当し、幅広い層に支持された。同番組は1959年まで放送され、シルヴァースは149エピソードに出演している。1956年に、同番組への功績が称えられプライムタイム・エミー賞の最優秀俳優賞を受賞した[3]また、様々な映画作品へも出演しており『おかしなおかしなおかしな世界』など、コメディ映画を中心に活躍した。

死去

1972年に映画の撮影中、脳梗塞を患っている[1]。しかしその後の経過は良好で、他界するまで順調にキャリアを構築した。1985年カリフォルニア州のセンチュリー・シティにある自宅で老衰のため死去。74歳だった[1]

出演作品

映画

  • Strike Up the Band (1940) ※出演シーンカット
  • Hit Parade of 1941 (1940)
  • The Wild Man of Borneo (1941)
  • The Penalty (1941)
  • 愛の鐘はキッスで鳴った Tom Dick and Harry (1941)
  • Ice-Capades (1941)
  • レディ・ビー・グッド Lady Be Good (1941)
  • All Through the Night (1941)
  • You're in the Army Now (1941)
  • ロキシー・ハート Roxie Hart (1942)
  • My Gal Sal (1942)
  • Just Off Broadway (1942)
  • コニー・アイランド・ベイビー Coney Island (1943)
  • 西部を駆ける恋 A Lady Takes a Chance (1943)
  • Four Jills in a Jeep (1944)
  • カバーガール Cover Girl (1944)
  • Take It or Leave It (1944)
  • Something for the Boys (1944)
  • Diamond Horseshoe (1945)
  • Don Juan Quilligan (1945)
  • 千一夜物語・魔法のランプ A Thousand and One Nights (1945)
  • If I'm Lucky (1946)
  • サマー・ストック Summer Stock (1950)
  • Top Banana (1954)
  • おしゃれスパイ危機連発 Lucky Me (1954)
  • 40ポンドのトラブル 40 Pounds of Trouble (1962)
  • おかしなおかしなおかしな世界 It's a Mad, Mad, Mad, Mad World (1963)
  • ローマで起った奇妙な出来事 A Funny Thing Happened on the Way to the Forum (1966)
  • プレイラブ48章 A Guide for the Married Man (1967)
  • Follow That Camel (1967)
  • 想い出よ、今晩は! Buona Sera, Mrs. Campbell (1968)
  • ボートニック The Boatniks (1970)
  • エディ Eddie (1970) ※テレビ映画
  • 世界最強の男 The Strongest Man in the World (1975)
  • 名犬ウォン・トン・トン Won Ton Ton: The Dog Who Saved Hollywood (1976)
  • The Chicken Chronicles (1977)
  • フロリダ・ハイジャック/衝撃!人質は世界の美女たち!! The Night They Took Miss Beautiful (1977)
  • 名探偵再登場 The Cheap Detective (1978)
  • ビバリーヒルズLOVEゲーム/テニスコーチはタマさばきがお上手 Racquet (1979)
  • ゴールディとチャンピオン Goldie and the Boxer (1979)
  • ハッピーフッカー2 The Happy Hooker Goes Hollywood (1980)
  • There Goes the Bride (1980)
  • Take Me Up to the Ball Game (1980)

テレビドラマ

脚注

  1. ^ a b c d “Phil Silvers Biography”. 2015年1月25日閲覧。
  2. ^ “PHIL SILVERS”. 2015年1月25日閲覧。
  3. ^ “Phil Silvers Awards”. 2015年1月25日閲覧。

外部リンク

プライムタイム・エミー賞 コメディ・シリーズ 主演男優賞
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
エミー賞 (プライムタイムデイタイム国際)
プライムタイム・エミー賞 ドラマ・シリーズ 主演男優賞
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
エミー賞 (プライムタイムデイタイム国際)
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • FAST
  • ISNI
  • VIAF
国立図書館
  • スペイン
  • フランス
  • BnF data
  • ドイツ
  • イタリア
  • イスラエル
  • アメリカ
芸術家
  • MusicBrainz
人物
  • ドイッチェ・ビオグラフィー
  • Trove(オーストラリア)
    • 1
その他
  • SNAC
  • IdRef