フランソワ・アングレール

フランソワ・アングレール
フランソワ・アングレール(2007)
生誕 François Englert
(1932-11-06) 1932年11月6日(91歳)
ベルギーの旗 ベルギーブリュッセルエテルベーク
国籍 ベルギーの旗 ベルギー
研究分野 物理学
理論物理学
天体物理学
宇宙論
研究機関 ブリュッセル自由大学
テルアビブ大学
コーネル大学
出身校 ブリュッセル自由大学
主な業績 ヒッグス粒子
主な受賞歴 受賞歴の節を参照
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:2013年
受賞部門:ノーベル物理学賞
受賞理由:質量の起源の理解につながる機構の発見

フランソワ・バロン・アングレール: François, Baron Englert1932年11月6日 - )は、ベルギー出身の理論物理学者。ブリュッセル自由大学(ULB)名誉教授2013年ノーベル物理学賞受賞[1]

来歴

ブリュッセルエテルベーク生まれ。ユダヤ系の家系に育ったホロコースト生還者である。

1955年ブリュッセル自由大学(ULB)で電気工学を専攻し卒業。1959年にPh.D.物理学専攻)を取得。1959年にコーネル大学ロバート・ブロウト研究室で研究員(1959年 - 1960年)/助教授(1960年 - 1961年)として学ぶ。1961年にブリュッセル自由大学講師(1961年 - 1964年)、1964年から1998年まで同大学教授。(1980年から1998年まで理論物理学科主任教授)。1984年にテルアビブ大学物理天文学術院シャッカ講座教授、1998年からブリュッセル自由大学名誉教授に就任。2011年から米国チャップマン大学量子力学研究所特別招聘教授。

業績

1964年、素粒子が質量を持つ仕組みを説明した理論を発表。同年、ピーター・ヒッグスが「ヒッグス粒子」の存在を予言する論文を発表した。2012年7月、欧州合同原子核研究機構(CERN)の研究チームがヒッグス粒子の存在を確定する論文を発表。ヒッグス粒子の存在が認められたことで、宇宙の仕組みの解明や生命の誕生に関する研究が進むと期待される。2013年10月8日、スウェーデン王立科学アカデミーはアングレールとヒッグスの両氏に2013年ノーベル物理学賞を授与すると発表した。

受賞歴

出典

  1. ^ “2013年ノーベル物理学賞にアングレール氏、ヒッグス氏”. ニュース KEK. (2013年10月8日). https://www.kek.jp/ja/NewsRoom/Release/20131009100000/ 2020年2月27日閲覧。 

参考文献

  • François Englert – Facts - NobelPrize.org

関連項目

呉健雄(1978年) · ジョージ・ウーレンベック/ジュセッペ・オキャリーニ(1979年) · マイケル・フィッシャー/レオ・カダノフ/ケネス・ウィルソン(1980年) · フリーマン・ダイソン/ヘーラルト・トホーフト/ヴィクター・ワイスコフ(1981年) · レオン・レーダーマン/マーチン・パール(1982年) · アーウィン・ハーン/ペーター・ヒルシュ/セオドア・H・メイマン(1983/4年) · Conyers Herring/フィリップ・ノジェール(1984/5年) · ミッチェル・ファイゲンバウム/Albert J. Libchaber(1986年) · ハーバート・フリードマン/ブルーノ・ロッシ/リカルド・ジャコーニ(1987年) · ロジャー・ペンローズ/スティーヴン・ホーキング(1988年) · ピエール=ジル・ド・ジェンヌ/デイヴィッド・J・サウレス(1980年) · Maurice Goldhaber/Valentine L. Telegdi(1991年) · ジョゼフ・テイラー(1992年) · ブノワ・マンデルブロ(1993年) · ヴィタリー・ギンツブルク/南部陽一郎(1994年) · ジョン・ホイーラー(1997年) · ヤキール・アハラノフ/マイケル・ベリー(1998年) · ダニエル・シェヒトマン(1999年) · レイモンド・デイビス/小柴昌俊(2000年) · バートランド・ハルペリン/アンソニー・レゲット(2002/3年) · ロベール・ブルー/フランソワ・アングレール/ピーター・ヒッグス(2004年) · ダニエル・クレップナー(2005年) · アルベール・フェール/ペーター・グリューンベルク(2006/7年) · ジョン・クラウザー/アラン・アスペ/アントン・ツァイリンガー(2010年) · マキシミリアン・ハイダー/ハラルド・ローゼ/クヌート・ウルバン(2011年) · ヤコブ・ベッケンシュタイン(2012年) · ペーター・ツォラー/イグナシオ・シラク(2013年) · ジェームズ・ビョルケン/ロバート・キルシュナー(2015年) · Yoseph Imry(2016年) · ミシェル・マイヨール/ディディエ・ケロー(2017年) · チャールズ・ベネット/ジル・ブラッサール(2018年) · Rafi Bistritzer/Pablo Jarillo-Herrero/アラン・H・マクドナルド(2020年) · ジョルジョ・パリージ(2021年) · アンヌ・リュイリエ/ポール・コーカム/フェレンツ・クラウス(2022年)

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