ヨセフィーナ・カブリーコヴァー

osefína Kablíková

ヨセフィーナ・カブリーコヴァー(Josefína Kablíková、結婚前の姓 Ettelová 1787年3月9日 - 1863年7月21日)は、チェコ植物学者である。

略歴

フラデツ・クラーロヴェー州ヴルフラビー(チェコ語版)で生まれた。父親はドイツ出身の紙工場の工場主David Ettelaであった。幼い頃から自然を愛し、その経験や花のコレクションは後の植物学研究のもとになった。主婦として家事を行うように育てられ、12歳でプラハ聖ウルスラ修道会で教育を受けた。19歳で薬剤師のVojtěchem Kablíkem (1783–1853)と結婚した[注 1]。夫は有能な化学者で、兄弟が継いだ紙工場の新しい漂白方法を発明した。

夫はヨセフィーナが植物学の研究をするのに理解を示した。カブリーコヴァーはイゼラ山地(チェコ語版)スニェシュカ山(チェコ語版)などの高地で植物や化石を採集した。1819年にオーピッツ(Philipp Maximilian Opiz)によってプラハに設立された植物標本交換会のメンバーとなり、多くの標本がヨーロッパの研究者に提供され、カブリーコヴァーの名も知られるようになった。1841年に王立ババリア植物学会の准会員に選ばれ、ウィーン動物学・植物学会の唯一の女性会員となるなど多くの学術団体で活動した。

Kablík.は、植物の学名命名者を示す場合にヨセフィーナ・カブリーコヴァーを示すのに使われる。命名者略記を閲覧する/IPNIでAuthor Detailsを検索する。)

参考文献

  • Biographisches Lexikon des Kaiserthums Oesterreich Band: 10 (1863), ab Seite: 342.

脚注

注釈

  1. ^ チェコ語の習慣では姓に男性形と女性形があって、男性の姓にováをつけたものが女性の姓になる。
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