上田日差子

上田 日差子(うえだ ひざし、女性、1961年9月23日 - )は、俳人。父の上田五千石、祖父の上田古笠も俳人。

静岡県生まれ。静岡英和女学院短期大学卒業[1]1977年より作句をはじめ、父・五千石に師事、「畦」入会。1997年、五千石の逝去により「畦」終刊。1998年3月、「ランブル」[2]を創刊・主宰。五千石の詩精神を受け継ぎポエジーのある俳句を目指すと結社理念を掲げる。2011年、第三句集『和音』で第50回俳人協会新人賞受賞。作風は、伝統俳句を踏まえた手固い写生詠を中心としたものである[3]俳人協会幹事。

著書

  • 句集『日差集』 牧羊社、1988年 ISBN 9784833309080
  • 『子育ての十七音詩』 ふらんす堂、1998年 ISBN 9784894022324
  • 句集『忘南』 花神社、1999年 ISBN 9784760215492
  • 『ちきゅうにやさしいことば-季語と環境のすてきな関係』(イラスト・ささきみお) 明治書院、2009年 ISBN 9784625686016
  • 句集『和音』 角川書店〈角川21世紀俳句叢書〉、2010年 ISBN 9784046522153

出典

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.443
  2. ^ フランス語「L'Ambre」からの命名。琥珀を意味する。(“ランブルの紹介”. 俳句「ランブル」広島の会. 2015年2月12日閲覧。
  3. ^ 林誠司は「伝統俳句を継承する骨法の正しさ、格調の高さがあり、女性らしい観念が流されず、きっちりと17音に収まっている」と語っている。(“上田日差子(うえだ・ひざし)”. 林誠司 俳句オデッセイ. 2015年2月12日閲覧。

外部リンク

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ポータル 文学
  • 現代俳句人名事典における上田日差子の俳句(現代俳句協会
  • 上田日差子の句の鑑賞(増殖する俳句歳時記)
  • 上田日差子句集『和音』をめぐって(吉野裕之 俳句工房[ZA])
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