世界対がんデー

世界対がんデー
世界対がんデー
Project Pink Blue(英語版)による世界対がんデー2017の取り組み
別名 WCD
挙行者 国際連合加盟国
日付 2月4日
行事 がんへの意識向上と予防の奨励
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世界対がんデー(せかいたいがんデー、英語:World Cancer Day)は、毎年2月4日がんへの意識向上と予防、検出、治療への取組を促すために定められた記念日である[1]

歴史

2000年2月4日に、World Summit Against Cancer for the New Milleniumがパリ憲章を採択したことを記念し、パリ憲章の第10条により、2月4日が世界対がんデーと定められた[1]。世界100カ国以上の350を超える対がん組織からなるコンソーシアムである国際対がん連合(英語版)が、2005年から世界がんキャンペーンを開始し[2]2006年からは世界保健機関国際原子力機関やその他の国際組織等の支援を受けて、世界対がんデーの活動の調整等を行っている[要出典]

目標

世界対がんデーは、誤った情報を正し[3]、意識を高め、スティグマを低減することを目指している[4]。世界対がんデーにおいては、がん患者への支援を示すため、様々な活動が行われる。一例が「#NoHairSelfie」とよばれる、がん治療を受けている患者の勇気を象徴して、物理的にまたはヴァーチャルに人々が髪をそり落とす世界的な運動である[5]。参加者の画像がソーシャルメディアで拡散され、各地でのイベントが行われた。

各年にそれぞれ別の問題に焦点を当てた取組を行っており、2016年から2018年の統一テーマは「We can. I can.」とされている[6]

脚注

  1. ^ a b “World Cancer Day Background Information”. UICC. 2013年2月2日閲覧。
  2. ^ “たばこの煙から子供たちを守るには” (PDF). 厚生労働省. 2017年2月4日閲覧。
  3. ^ Szabo, Liz (2013年2月3日). “World Cancer Day targets myths, spreads message”. USA Today. http://usatoday30.usatoday.com/LIFE/usaedition/2013-02-04-World-Cancer-Day-aims-to-dispel-stereotypes_ST_U.htm 2016年2月4日閲覧。 
  4. ^ Gander, Kashmira (2016年2月4日). “World Cancer Day: Why is the disease still a taboo?”. The Independent. http://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/features/world-cancer-day-why-is-the-disease-still-a-taboo-a6853126.html 2016年2月4日閲覧。 
  5. ^ Wheeler, Brad (2016年1月27日). “Three international productions, including Scotland’s The James Plays, to headline Luminato 2016”. The Globe and Mail. https://www.theglobeandmail.com/arts/theatre-and-performance/three-international-productions-including-scotlands-the-james-plays-to-headline-luminato-2016/article28412339/ 2016年2月4日閲覧。 
  6. ^ “World Cancer Day 2016-2018”. UICC. 2017年2月4日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • World Cancer Day
  • UICC
    • UICC(国際対がん連合)日本委員会