懐行王(かねゆきおう、生没年不詳)は、平安時代の貴族。従五位下。
駿河国や出羽国の国守を歴任した。
天元6年(983年)、駿河権守に任ぜられ、永観2年(984年)8月18日、懐行王は出羽権守に改任された[1]。
懐行王が寺社の修理・造営を請負って後、権守に任じられた例があり、当時、寺社の修理や造営料にあてた売官制も行われたことが分かる [2]。