歌川芳信

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曖昧さ回避 浮世絵師の「歌川芳延」とは別人です。

歌川 芳信 (うたがわ よしのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴

歌川国芳の門人、歌川の画姓を称し一礼斎、一慶斎と号す。『市中取締書留』所収の「浮世画工名前書」に俗名は芳兵衛、坂本町二丁目(現在の日本橋兜町)に住むとある[1]。作画期は嘉永から文久の頃にかけてとされ、文久期に横浜絵を描いている。

作品

  • 「農家養蚕の図」 大判錦絵 静岡県立中央図書館所蔵 ※一礼斎芳信の落款
  • 「亜墨利加」 大判錦絵 国立国会図書館所蔵 ※文久元年、一慶斎芳信の落款
  • 「和蘭陀」 大判錦絵 国立国会図書館所蔵 ※同上
  • 「清国南京人」 大判錦絵 国立国会図書館所蔵 ※同上
  • 「英吉利」 大判錦絵 国立国会図書館所蔵 ※同上
  • 「魯西亜」 大判錦絵 国立国会図書館所蔵 ※同上

参考文献

  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
  • 柏木智雄・内山淳子・片多祐子 『はじまりは国芳 江戸スピリットのゆくえ』 横浜美術館企画・監修、2012年