渡辺黙禅

渡辺 黙禅(わたなべ もくぜん、1870年7月10日明治3年6月12日) - 1945年昭和20年)11月18日[1])とは明治時代から昭和時代にかけての小説家

来歴

羽前国(現・山形県)生まれ。本名は渡辺末蔵。東京専門学校を卒業の後、1890年に山形県に戻り『奥羽日報』を創刊したが、1894年に『やまと新聞』に入社している。その後は方々の新聞社において記者生活をした後、小説を執筆し始めた。その作風は従来の草双紙、講談本に似た古い形式のものであった。

作品

  • 『大和撫子』 駸々堂 1905年 口絵井川洗厓鏑木清方
  • 『玉とり姫』前後 隆文館 1907年 口絵は宮川春汀
  • 『風流菩薩』上下 盛林堂 1910年 口絵は井川洗厓
  • 『美人魔』上 樋口隆文館 1911年 口絵は長谷川貞信 (3代目)
  • 『天狗武士』 盛進堂 1911年 口絵は井川洗厓
  • 『匕首芸者』上下 樋口隆文館 1911年 口絵は長谷川貞信 (3代目)
  • 『鬼梶原』上中下 樋口隆文館 1911年 口絵は長谷川貞信 (3代目)
  • 『変化島田』上中下 三芳屋 1911年 口絵は井川洗厓
  • 『雷鳴六郎』後 樋口隆文館 1911年 口絵は井川洗厓
  • 『天狗太郎』 三芳屋 1912年 口絵は小峰大羽
  • 『女獅子』 樋口隆文館 1912年 口絵は赤井恒茂

脚注

  1. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus

参考文献

  • 山田奈々子 『木版口絵総覧』 文生書院、2005年
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