立花種成

立花 種成(たちばな たねしげ、生没年不詳)は、江戸時代旗本筑後国三池藩主家立花氏の分家の一つである立花甲斐守家2代目。立花種吉の子。母は旗本野一色義重の娘。幼名は千若、長じて通称与兵衛。正室甲府藩家老である藤枝方孝(日向守)の娘。子は立花直時、能勢頼忠(八兵衛)室、立花種治相模国大住郡内に石高700石。

生涯

正保2年(1645年)9月19日に父・種吉が死去したために、同年12月19日に家督知行地を相続する。初め小普請となり、後に小姓組に列して小姓組番士となる。寛文9年(1669年)閏10月18日に年頃怠りなく勤めたことを賞されて黄金2枚を賜る。後に小姓組番士を辞す。某年に死去し、深川の心行寺に葬られる。心行寺は後に代々の葬地となる。

正室の藤枝氏は徳川綱重の従姉妹で順性院の姪にあたる。元禄7年(1694年)7月11日に直時が家督を相続し、知行地は直時500石、種治200石に分知される。

系譜

脚注

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参考文献

  • 『新訂寛政重修諸家譜 第2』(続群書類従完成会、1964年)