警備艦
この項目では、ソ連・ロシア海軍の艦種呼称について説明しています。自衛隊の艦艇については「護衛艦」をご覧ください。 |
リガ型フリゲート。ソ連中期の代表的警備艦。
ステレグシュチイ級コルベット。現代ロシアの最新鋭警備艦。
警備艦(ロシア語: Сторожевые корабли, СКР)は、ソビエト連邦海軍/ロシア海軍の艦種の一つ。西側諸国の護衛駆逐艦ないしフリゲートに相当するものである。
概要
警備艦は、商船隊や水陸両用戦部隊の護衛、および沿岸域における局地防衛を任務として整備された。この任務のため、対水上火力・対潜火力・個艦防空火力を有するものとされる。
護衛任務においては、大型対潜艦や巡洋艦など、より大型の艦を補完して、機動部隊や護送船団の構成要素として行動する。一方、局地防衛任務においては、小型対潜艦や駆潜艇など、より小型の艦艇を統制する嚮導艦として行動する。
主な警備艦の艦級
- 29型警備艦
- コラ型フリゲート(42型警備艦)
- リガ型フリゲート(50型警備艦)
- カシン型駆逐艦(61型大型対潜艦、1966年までと1992年から警備艦)
- ペチャ型フリゲート(159型警備艦)
- ミルカ型フリゲート(35型警備艦)
- クリヴァク型フリゲート(1135型警備艦、1977年まで大型対潜艦)
- コニ型フリゲート(1159型警備艦)
- ネウストラシムイ級フリゲート(11540型警備艦)
- ゲパルト型フリゲート(11661型警備艦)
- グローム型フリゲート(12441型警備艦、建造中に練習艦に変更)
- ステレグシュチイ級フリゲート(20380型警備艦)
関連項目
- 対潜艦 - ソ連/ロシア海軍の艦種の1つ。大型対潜艦は巡洋艦ないし駆逐艦、小型対潜艦はコルベットないし通報艦に相当する。
- ミサイル艦 - ソ連/ロシア海軍の艦種の1つ。大型ミサイル艦は駆逐艦、小型ミサイル艦はコルベットに相当する。
- 護衛艦 - 海上自衛隊の艦種の1つ。予算上は警備艦と呼ばれており、乙型警備艦(DE)はほぼソ連/ロシアの警備艦に相当するものである。
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