NEXT -ネクスト-

NEXT -ネクスト-
Next
監督 リー・タマホリ
脚本 ゲイリー・ゴールドマン(英語版)
ジョナサン・ヘンズリー
ポール・バーンバウム
原案 ゲイリー・ゴールドマン
原作 フィリップ・K・ディック
ゴールデン・マン
製作 ニコラス・ケイジ
ノーマン・ゴライトリー
トッド・ガーナー
アーン・シュミット
グレアム・キング
製作総指揮 ゲイリー・ゴールドマン
ジェイソン・クルニック
ベンジャミン・ウェイスブレン
出演者 ニコラス・ケイジ
ジュリアン・ムーア
ジェシカ・ビール
音楽 マーク・アイシャム
撮影 デヴィッド・タッターサル
編集 クリスチャン・ワグナー
製作会社 サターンフィルムズ
ヴァーチャル・スタジオズ
レボリューション・スタジオズ
配給 アメリカ合衆国の旗 パラマウント
日本の旗 ギャガ
公開 ベルギーの旗フランスの旗 2007年4月25日[1]
アメリカ合衆国の旗 2007年4月27日[1]
日本の旗 2008年4月26日
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $18,211,013[2]
世界の旗 $77,621,983[2]
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NEXT -ネクスト-』(原題: Next)は、2007年アメリカSFアクションスリラー映画フィリップ・K・ディックの1954年の短篇小説ゴールデン・マン』を原作とし、リー・タマホリが監督、ニコラス・ケイジが主演を務めた。米国では2007年4月27日[1]、日本では2008年4月26日に公開された。

あらすじ

主人公のクリス(ニコラス・ケイジ)は2分先の未来を知ることのできる予知能力の持ち主で、その能力を隠してラスベガスカジノでマジシャンのキャデラックと名乗って生活を送っていた。

ある事件をきっかけにクリスの特殊能力が本物だと確信するに至ったFBI捜査官フェリス(ジュリアン・ムーア)は、ロサンゼルス核兵器と共に潜伏したテロリストを探し出すためクリスに捜査への協力を求めるが、面倒に巻き込まれたくないクリスは彼女の依頼を拒否し逃亡する。テロリストもクリスの能力を知り、彼の命を狙っている。

クリスは、普段は見る事の出来ない遠い先の未来で現れる女性リズ(ジェシカ・ビール)に出会い、互いに惹かれて恋に落ちていくが、フェリスがリズに接近して来たため、彼女に真実を話し、彼女を逃がす。しかしリズはテロリストに捕まってしまい、体に爆薬を巻き付けられて人質にされる。

クリスはFBIチームの先頭に立ち、波止場のコンテナ集積場に隠された核爆弾を発見すべく、リズの開放も目指して、予知能力を発揮して行くのだった。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

マジシャン。2分先の未来を知ることのできる予知能力の持ち主。ただし、リズに関しては随分未来の事も見えることから、かなり興味を持っている。能力を使ってカジノで儲けている。予知能力から相手の動きを読めて喧嘩も強いが、あえて殴られることで周囲の同情を引いて自分のペースに持ち込むなど頭も切れる。
FBI捜査官。核兵器に携わる事件を担当しており、クリスの予知能力を見抜いて事件解決の協力を要請する。
クリスの予知夢によく現れる女性。職業は先住民の子供たちの教師。ダイナーでクリスと初めて出会う。
テロリスト。女性をも躊躇なく殺害する冷酷な性格。
  • キャバノー - トリー・キトルズ(英語版)奈良徹
FBI捜査官。
カジノの警備主任。クリスがイカサマをしていると判断して捕まえようとするが逃げられる。カジノで事件を起こしたクリスと関わったことでFBI捜査官から事情聴取を受ける。後に膝を撃たれて喉を切り裂かれて殺害される。
NSA局長。
リズのストーカー。
クリスの友人。車の中古屋をしている。クリスの予知能力を知っており、予知にこだわったりするクリスを心配している。

製作

主役とプロデューサーを兼任したニコラス・ケイジは、主人公の人格設定について大きな役割を果たした。主人公である「2分先の未来が見える男」の職業や、ある決断をするための動機も彼の意向によって方向づけられた。

ディックの原作短篇小説ゴールデン・マン』とは、主人公の名前こそクリス・ジョンソンのままで、予知能力を持つ点は共通だが、クリスは金色の容姿ではない普通の中年男であり、登場人物や設定、物語の展開、結末などが翻案により大幅に異なっていて、全くの別作品となっている。

評価

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは131件のレビューで支持率は28%、平均点は4.60/10となった[3]Metacriticでは23件のレビューを基に加重平均値が42/100となった[4]

出典

  1. ^ a b c “Next”. IMDb. 2024年1月27日閲覧。
  2. ^ a b “Next (2007)”. Box Office Mojo. 2010年1月4日閲覧。
  3. ^ “Next (2007)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年6月16日閲覧。
  4. ^ “Next Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年6月16日閲覧。

外部リンク

小説
SF小説
長編
  • 偶然世界(太陽クイズ)
  • ジョーンズの世界
  • いたずらの問題
  • 宇宙の眼
  • 宇宙の操り人形
  • 時は乱れて
  • 未来医師
  • ヴァルカンの鉄鎚
  • 高い城の男
  • タイタンのゲーム・プレーヤー
  • アルファ系衛星の氏族たち
  • 火星のタイム・スリップ
  • 最後から二番目の真実
  • シミュラクラ
  • ドクター・ブラッドマネー 博士の血の贖い
  • パーマー・エルドリッチの三つの聖痕
  • 去年を待ちながら
  • ライズ民間警察機構 テレポートされざる者
  • 空間亀裂
  • 逆まわりの世界
  • ザップ・ガン
  • ガニメデ支配(レイ・ネルソンとの共作)
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
  • 銀河の壺直し
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  • 死の迷宮
  • フロリクス8から来た友人
  • あなたを合成します
  • 流れよ我が涙、と警官は言った
  • 怒りの神(ロジャー・ゼラズニイとの共作)
  • スキャナー・ダークリー (暗闇のスキャナー)
  • ヴァリス
  • 聖なる侵入
  • ユービック:スクリーンプレイ
  • アルベマス
  • ニックとグリマング
短編集
  • 地図にない町
  • 人間狩り
  • 報酬
  • 顔のない博物館
  • 宇宙の操り人形
  • ウォー・ゲーム
  • 悪夢機械
  • 模造記憶
  • ウォー・ベテラン
  • 永久戦争
  • マイノリティ・リポート
  • シビュラの目
  • 髑髏
The Best of Phillip K. Dick
The Golden Man
  • ゴールデン・マン
  • まだ人間じゃない
ディック短篇傑作選
  • 1.アジャストメント
  • 2.トータル・リコール
  • 3.変数人間
  • 4.変種第二号
  • 5.小さな黒い箱
  • 6.人間以前
一般小説
  • 市に虎声あらん
  • 戦争が終わり、世界の終わりが始まった
  • ティモシー・アーチャーの転生
  • 小さな場所で大騒ぎ
  • メアリと巨人
ノンフィクション
グレッグ・リックマン編
  • ラスト・テスタメント P・K・ディックの最後の聖訓
ローレンス・スーチン編
  • フィリップ・K・ディック 我が生涯の弁明
  • フィリップ・K・ディックのすべて ノンフィクション集成
映像化作品
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  • クローン(2001年)
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  • にせもの(1962年)
アンドロイドは
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(旧題:少数報告)
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  • 高い城の男(2015年)
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