Source Code Control System

Source Code Control SystemSCCS)は、世界初のソースコードバージョン管理システム1972年ベル研究所の Marc J. Rochkind が IBM System/370 上の OS/MVT 向けに開発した。その後、PDP-11上のUNIXに移植され、SCCS は初期のUNIXの一部とされた[1]。SCCS のコマンドの仕様は Single UNIX Specification の一部ともなっている。

SCCS は Revision Control System(RCS)が登場するまで、ほとんど唯一のバージョン管理システムとして広く使われていた。現在、そのファイル形式は一部のバージョン管理システム内で利用されている(BitKeeper や TeamWare)。Sablime[1] でも SCCS 形式のファイルを利用可能である。SCCS ファイル形式は interleaved delta(またはthe weave)と呼ばれる技法を使っている。この技法はバージョン管理システム開発者が最新のマージ手法の鍵として注目している(例えば、Precise Codeville など)。

SCCS を含んでいた初期のUNIXシステム

脚注

  1. ^ ソフトウェア開発時のソースコードチェック時のSCCSの活動

参考文献

  • M. J. Rochkind: The Source Code Control System. In IEEE Transactions on Software Engineering SE-1:4 (Dec. 1975), pages 364–370.
  • Greg Hudson: Notes on keeping version histories of files
  • Cyclic SCCS Page

外部リンク

  • M. J. Rochkind: I Hear Voices Talking About Me. In Marc's Blog (2005年6月)
  • GNU CSSC ("Compatibly Stupid Source Control") SCCS互換プログラム。CVSSubversionといった最近のシステムへの乗り換えを可能にする。
  • SourceForge での SCCS 関連プロジェクト一覧
  • Sourceforge Hosted Version
  • sccs(1) マニュアル(HP-UX)
括弧内の年は正式バージョンのリリース年。†の製品はリリース終了、もしくは更新が長期間途絶えている製品。
ローカルのみ
フリー/オープンソース
  • SCCS (1972)
  • RCS (1982)
  • CSSC (2005)
プロプライエタリ
  • PVCS(英語版) (1985)
C/S型
フリー/オープンソース
プロプライエタリ
分散型
フリー/オープンソース
  • BitKeeper (1998)†
  • GNU arch (2001)†
  • Darcs(英語版) (2002)
  • DCVS(英語版) (2002)†
  • SVK(英語版) (2003)†
  • Monotone(英語版) (2003)†
  • Codeville(英語版) (2005)†
  • Git (2005)
  • Mercurial (2005)
  • Bazaar (2005)
  • Fossil (2007)
  • Veracity(英語版) (2011)
プロプライエタリ
  • TeamWare(英語版) (1990年代?)†
  • Code Co-op(英語版) (1997)†
  • Plastic SCM(英語版) (2006)
概念
  • カテゴリ
  • 一覧
  • 比較(英語版)
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • ドイツ