ベネラ-D

ベネラ-D
所属 ロシア連邦宇宙局
任務 オービタ・ランダー
周回対象 金星
打上げ日時 2025年予定[1]
打上げ機 プロトンあるいはアンガラ・ロケット
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ベネラ-Dロシア語: Венера-Д)はロシア連邦で計画されている、2025年に打ち上げ予定の金星探査機[2]

最初の計画は1980年代ベネラ15号16号、あるいはアメリカのマゼランと同じく、金星周囲からのレーダーリモートセンシング観測機として考えられ、より強いレーダーを使うことでより良い探査を行う計画であった。また、金星地表の地図情報化による未来の着陸地点の特定を意図している。着陸機はベネラ時の設計に基づいており、灼熱の金星表面にあっても長期間存在できるように設計されている。

ベネラ-Dはソビエト連邦の崩壊後のロシアでは最初の金星探査機の打ち上げとなる。また、ロシアの次世代金星探査機のフラグシップ機であり、着陸機は過酷な金星表面でソ連時代に達成した1時間半以上の滞在に耐える事が可能である。研究開発のコストを低めるために、ソ連時代の探査機と類似した機体になっているが、当時最後の金星探査機(ベガ1号ベガ2号)以降に開発された新技術も利用している。打ち上げはおおむねプロトンで行われる予定であるが、より強力なアンガラ・ロケットによって打ち上げ可能なスペックに設計することも考えられる。

出典

  1. ^ Foust, Jeff (2015年11月16日). “Ben Carson’s Prescription for Space Exploration”. Space News. http://spacenews.com/ben-carsons-prescription-for-space-exploration/ 2017年1月2日閲覧。 
  2. ^ “Russian Federal Spce Agency - Roscosmos”. Roscosmos (26 November, 2009). 2011年7月30日閲覧。

外部リンク

  • Venera-D – Federal Space program of Russian Federation
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主要な宇宙基地
主要なロケット
有人宇宙計画
過去
中止
現役
開発中
  • オリョール
無人宇宙計画
過去
現役
開発中
  • ルナグローブ
    • ルナ25号
    • ルナ26号(英語版)
    • ルナ27号(英語版)
    • ルナ28号(英語版)
  • スペクトルRG(英語版)
  • スペクトルUV(英語版)
構想
フライバイ
1970年代まで
1980から1990年代
2000年代以降
オービター
降下探査
ランダー
気球探査
計画段階
  • ベネラ-D (2025年)
  • ドラゴンフライ (2027年)
  • ダヴィンチ(英語版)
  • エンビジョン(英語版)
  • ヴェリタス(英語版)
構想段階
  • VISE(英語版) (研究)
キャンセル
  • 有人金星フライバイ(英語版)
  • TMK-Mavr(英語版)
  • ヴィーナス・エントリー・プローブ(英語版)
関連項目
太字の下線は現役の宇宙機を示す