高湯温泉

曖昧さ回避 この項目では、福島県にある温泉について説明しています。「最上高湯」「蔵王高湯」の異名を持つ温泉については「蔵王温泉」をご覧ください。
高湯温泉
外観 地図
温泉情報
所在地 福島県福島市町庭坂
座標 北緯37度45分9秒 東経140度18分16.87秒 / 北緯37.75250度 東経140.3046861度 / 37.75250; 140.3046861座標: 北緯37度45分9秒 東経140度18分16.87秒 / 北緯37.75250度 東経140.3046861度 / 37.75250; 140.3046861
交通 福島駅からバスで約40分
泉質 硫黄泉
宿泊施設数 10
外部リンク 高湯温泉旅館協同組合
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高湯温泉(たかゆおんせん)は、福島県福島市町庭坂(旧国陸奥国明治以降は岩代国)、標高750メートルに位置する温泉

概要

福島市郊外西部(吾妻地域)の吾妻山連峰の中腹に位置する温泉街。400年以上の歴史を有し、薬効成分が高い全国有数の高濃度硫黄泉かけ流し湯が楽しめる場所として有名である。

福島の観光名勝で国立公園にも指定を受けている浄土平および吾妻小富士へ通ずる観光道路磐梯吾妻スカイライン入口に温泉街が所在している。そのため山岳観光を楽しむ前後、気軽に立ち寄れる癒しスポットとして重宝されている。高湯温泉郷には10軒の旅館が点在し、温泉街の脇には阿武隈川支流の須川が流れている。山形白布温泉蔵王温泉と並んで奥羽三高湯と称される。

10箇所の源泉があり、「滝の湯」「熱湯」「仙気の湯」など、それぞれに名前が付けられている[1]

泉質

全国有数の硫黄成分濃度の高さで知られ、全国の硫黄泉を調査した海軍病院の神林博士は「高湯の湯は全国一の有効温泉」と評価した。

  • 酸性-含硫黄-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩泉(硫化水素型)など

歴史

  • 天文年間(1532年-1555年)温泉が発見される。
  • 慶長年間(1596年-1615年湯治場として広く知られる。
    • 温泉が用いられるようになったのは、郷土史研究家によれば1607年慶長12年)であるという。伝承によれば、宍戸五右衛門と菅野国安が発見し、宍戸は信夫屋(現在の「共同浴場あったか湯」)、菅野は安達屋という旅館を開いたという[2]
  • 1933年(昭和8年)- 海軍病院の神林博士に「高湯の湯は全国一の有効温泉」と評価される。
  • 1999年(平成11年)4月20日 - 福島市内の土湯温泉と共に国民保養温泉地に指定される。
  • 2022年12月8日 - 地域団体商標に登録された[3]

交通

画像

  • 高湯温泉の配湯管
    高湯温泉の配湯管
  • 玉子湯「天渓の湯」
    玉子湯「天渓の湯」

脚注

  1. ^ ふくしま散策マップ 中野不動尊 2023年9月26日閲覧
  2. ^ 高湯温泉の歴史(高湯温泉公式HP)
  3. ^ “【福島県】高湯温泉 | とうほく知的財産いいねっと”. www.tohoku.meti.go.jp. 東北経済産業局. 2023年1月29日閲覧。

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、高湯温泉に関連するカテゴリがあります。
  • 高湯温泉 - 公式ホームページ
  • モモッと大好きふくしま ももりんが行く! Vol.3 高湯温泉編 - 福島市公式ユーチューブ
  • 福島 温泉のご紹介 - 福島市観光コンベンション協会公式ページ
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