鶴岡工業高等専門学校

鶴岡工業高等専門学校
略称 鶴岡高専
英称 National Institute of Technology, Tsuruoka College (NIT, Tsuruoka College)
設置者 [[国立高等専門学校機構]]
種別 国立
設立年 1963年
学科 創造工学科
専攻科 生産システム工学専攻(機械・制御コース、電気電子・情報コース、応用化学コース)
所在地 997-8511
山形県鶴岡市井岡沢田104
地図
北緯38度42分30.88秒 東経139度47分42.14秒 / 北緯38.7085778度 東経139.7950389度 / 38.7085778; 139.7950389 (yes)座標: 北緯38度42分30.88秒 東経139度47分42.14秒 / 北緯38.7085778度 東経139.7950389度 / 38.7085778; 139.7950389 (yes)
ウェブサイト https://www.tsuruoka-nct.ac.jp/
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鶴岡工業高等専門学校(つるおかこうぎょうこうとうせんもんがっこう、英称:National Institute of Technology, Tsuruoka College)は、山形県鶴岡市に所在する国立高等専門学校。略称は鶴岡高専鶴高専鶴専

概要

1963年4月に国立高専の一つとして設立され、法改正により2004年4月からは、独立行政法人化した国立高等専門学校機構の高専である。5年制の本科および2年制の専攻科がある。各学年約160名と専攻科約30名で構成されており、全校で800名程度が在学している。

自学自習 理魂工才」(自ら学び自ら思考しながら、目先のことだけにとらわれず、その基本となる原理を深く考え、実践を通して工学のセンスを身につけるという意)の精神に基づき、学業、部活動、寮生会・学生会などの活動も盛んである。また、寮祭や高専祭、校内体育大会など様々な年中行事が開催される。全寮制ではなく入寮は希望者のみとなっている(後述)。

毎年7月に行われる科学の祭典科学フェスタ(7月)、中学生1日体験入学(7月末)など、地域との繋がりが強い。

一般入試の学力試験は、全国高専と共通の問題で4科目(理科、英語、数学、国語)で社会科の試験はない。入試には、他に本科の推薦入試、編入学の推薦および一般入試、専攻科の推薦および一般入試と社会人特別選抜が行われる。

基本教育目標

高い実践的創造力、強い社会適応能力、豊かな人間性をも兼ね備えた科学技術者・研究者を養成するのが目標である。そのため、科学・工学・技術の基礎から応用、実用英語、文化・教養、保健・体育など、幅広く学ぶ環境を提供している。また、課外活動を重視し、学寮においても人間教育にも力を入れている。

「就職もよし、進学もよし」が合言葉である。

  1. 豊かな人間性と広い視野を持ち、社会人としての倫理を身につける
  2. あらゆる学習を通じて思考力を鍛え、創造力に富んだ技術者になる
  3. 専門分野の基礎を良く理解し、実際の問題に応用できる能力を培う
  4. 意思伝達及び相互理解のため、十分なコミュニケーション力を養う

沿革

  • 1963年4月1日:国立高専2期校として元鶴岡市立第二中学校仮校舎で開校(機械工学科2学級・電気工学科1学級)。
  • 1964年3月30日:本校舎及び学寮が竣工。5月8日に現在地へ移転
  • 1967年4月1日:工業化学科を設置。
  • 1968年3月25日:2号館(工業化学校舎)竣工。
  • 1972年3月27日:図書館竣工。
  • 1977年4月4日:工業高等学校からの第1回編入学式。
  • 1980年3月29日:福利厚生施設竣工。
  • 1988年11月4日:中華人民共和国鄭州紡織工学院と学術交流協定を締結。
  • 1990年4月1日 機械工学科を機械工学科・制御情報工学科に改組。
  • 1991年7月1日:高専専門学校の設置基準の改正により、本科卒業生に準学士の授与が始まる。
  • 1992年4月1日:コシノジュンコデザインの制服を新入生が着用(2003年から新制服に改定)。
  • 1993年
  • 1994年
    • 8月6日-7日:第29回全国高等専門学校体育大会開催。
    • 8月29日:6号館竣工。
  • 2000年12月28日:地域共同テクノセンター棟竣工。
  • 2003年4月1日:専攻科(機械電気システム工学専攻、物質工学専攻)を設置。
  • 2004年4月1日:独立行政法人国立高等専門学校機構法により、独立行政法人国立高等専門学校機構鶴岡工業高等専門学校となる。
  • 2005年

学科

本科(準学士課程)

  • 創造工学科 (Department f Creative Engineering)
  • 機械工学科(Depertment of Mechanical Engineering)
  • 電気電子工学科(Depertment of Electrical Engineering)
  • 制御情報工学科(Depertment of Control and Information Systems Engineering)
  • 物質工学科(Depertment of Material Engineering)

専攻科(学士課程)

  • 機械電気システム工学専攻(Depertment of Mechanical and Electronical Engineering)
  • 物質工学専攻(Depertment of Chemial and Biological Engineering)

施設

教室、実習施設

  • 1号館
  • 2号館
  • 3号館

  • 4号館
  • 5号館
  • 6号館

  • 7号館

  • 機械工場
  • 陶芸室

体育施設

  • 陸上競技場
  • 体育館
  • 武道場

  • 野球場
  • 弓道場
  • 水泳プール

  • テニスコート(2面、オムニ)
  • 第二体育館

  • テニスコート(2面、クレー)
  • ハンドボールコート
  • 馬場

学寮

学寮は、鶴鳴寮と呼ばれる。また、寮生の自治会である寮生会を組織し、各種行事の立案・運営などを行っている。全校生徒の約半数以上が寮生である。以前は、全寮制(1~3年次)のこともあったが、現在は希望者のみである。近隣市内以外の在住者は、ほとんどが寮に入っている。入寮している一年生は全員朝にラジオ体操することが義務付けられている。

  • 寄宿舎(洗面所・洗濯室、自習室・娯楽室・補食室等が各棟にある)
  • 中央管理棟(学寮食堂、浴室、ラウンジ等がある)

福利厚生施設

  • 食堂
  • 保健管理センター
  • 課外活動室

図書館

  • 図書館(HP)

情報教育施設

  • 総合情報センター

地域連携施設

  • 地域共同テクノセンター

その他

  • 生活廃水処理施設、実験廃水処理施設

部活動

課外活動では、運動部・文化部のほか各コンテストにも参加している。NHK高専ロボコンでは、全国大会への出場も多く、1992-1994年には3年連続でアイデア倒れ賞を獲得している。プロコンにも参加し、競技部門で1999年に敢闘賞、2000年に3位、2002・2003年に特別賞を取ったこともある。ソーラーカーラリーにも参加し、2006年は全日本学生ソーラー&FCカーチャンピオンシップのハーフで燃料電池ハイブリッド部門に参加して2位となった。

運動部

文化部

  • 音楽部
  • 美術部

  • 英語部
  • 化学部

  • 写真部

*ロボット技術研究部

愛好会

  • 電子計算機総合技術研究会

著名な出身者

交通アクセス

路線バス

自動車

  • 山形自動車道鶴岡ICから約10分。
  • 鶴岡駅から約15分。
  • 庄内空港から約30分。
  • 国道345号沿いに立地している。市内からは、湯田川温泉方面へ向かい約15分。付近の沿道に鶴岡高専の方向を示す看板が電柱にあるが、目立たないので注意が必要。国道112号から国道345号(バイパス)を経由して到達することもできる。

外部機関による認証

産学連携

産学連携を推進するために、以下の各金融機関と協定を締結している。主に鶴岡高専の研究成果や技術力と庄内地域の企業の要望とをマッチングさせるのが目的である。

野村総合研究所とは人材育成や地域貢献で協力しており、2019年に基本合意書を、2023年に協定を締結した[1]

対外関係

他大学との協定

国内大学

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 野村総合研究所との鶴岡高専人材育成、地域貢献に関する協定を締結しました。鶴岡高専(2023年10月10日)同日閲覧
  2. ^ 放送大学 平成28年度 単位互換案内

外部リンク

  • 鶴岡工業高等専門学校
鶴岡工業高等専門学校校長
国立
鶴岡工業高等専門学校校長
独立行政法人国立高等専門学校機構
鶴岡工業高等専門学校校長
  • 第7代 野中勉 2004-2006
  • 第8代 横山正明 2006-2011
  • 第9代 加藤靖 2011-2016
  • 第10代 髙橋幸司 2016-2021
  • 第11代 森政之 2021-2023
  • 第12代 太田道也 2023-
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