KHRチャレンジ・ナイター

KHRチャレンジ・ナイターは、極東放送 (沖縄)にて1978年 - 1981年まで放送されたプロ野球中継である。その後1982年1983年は土日のみに放送が縮小されたのに伴い、KHRウィークエンド・ナイターとして放送された。

概要

極東放送はアメリカの占領下の時代はFEBCグループの宗教放送として行っていたが、日本への本土復帰に際し、日本語放送をエフエム東京ラジオ関東(現・RFラジオ日本)とのネット受け提携を含め放送を行った。ただし復帰前から放送していた琉球放送ラジオ沖縄とは異なり復帰後もプロ野球中継は行っていなかった。

しかし、1978年からラジオ関東による読売ジャイアンツ(巨人)戦の後楽園球場主管試合独占放送開始(この時「ラジオ関東(→日本)ジャイアンツ・ナイター」と改名)に伴って沖縄でも上記2局が中継のネットをできなくなる可能性があることから、ラジオ関東の中継をネットする形で放送を開始した。しかし、その独占も短期間で琉球放送がネットしていたTBSラジオには中継が開放されたため、音楽番組が番組編成の軸としていた極東放送は1982年より土日のみの放送に体制を縮小した[1]

1984年4月の改編で秋に予定されていたFM放送エフエム沖縄への移行(結果的に同年9月に移行)準備の編成になったことに伴い、KHRからのナイター中継も1983年限りで廃止となった。

脚注

  1. ^ 沖縄タイムス1982年4月10日朝刊16面
制作局1
火 - 金曜ネット受け

ダイナミックナイター2ぎふチャン) - ラジオ関西ジャイアンツナイター3CRK

制作協力局4
関連番組(3局共通)

ジャイアンツナイタースタジオ特集・麻布台スタジアム5 - 60TRY部(火・水、RF制作・18:00 - 21:00)6 - KOBE JAZZ-PHONIC RADIO(木、CRK制作・18:00 - 20:30)6 - アナログ・コネクション(金、CRK制作・18:00 - 20:30)6

過去の番組
および制作協力・ネット局

ラジオ日本マリーンズナイター7(RF) - KHRチャレンジ・ナイター→KHRウィークエンド・ナイター8(KHR) - KBS京都パーフェクトナイター9KBS) - 南海ナイター10OBC) - TBSラジオ エキサイトベースボールTBSラジオ11

脚注
1 基本的に火 - 金曜の巨人ホーム戦(一部を除く)と、一部のビジター戦を放送。土・日はナイターを特番として放送する場合がある。
2 RFやCRKが放送する試合の一部をネットしない場合がある。ナイターオフ期の中継もネット受けする場合がある。
3 ナイターオフ期の中継もネット受けする場合がある。
4 いずれの局もRFからのネット・制作協力や巨人ビジター戦の配信・制作協力を行う。曜日による状況はそれぞれの局で異なる。
5 中継予定のナイターカードが中止となった場合に放送。週末ナイター中止時はRFローカル。
6 いずれもナイターの放送予定が組まれていない場合に放送。ナイターオフシーズンも定時番組として放送。木・金の20:30 - 21:00についてはCRKではローカル番組を放送するが、RFとGBSではCRKからの裏送りで「レコードアーカイブス」を放送。
7 平日のジャイアンツナイターが放送できない(しない)日で、ロッテ戦ナイターが行われる場合の一部を放送していた。2019年をもって休止(以降もRCC向けのロッテ対広島戦の制作受託は継続)。
8 1978年よりネット開始、1982年より土日のみのネットとなり「ウィークエンド・ナイター」に改題。FMラジオ局エフエム沖縄)への移行準備のため1983年シーズンで打ち切り。
9 週末のみネットしていたが、1978年よりNRNナイターへネットチェンジ(RF発ナイターの関西へのネットは事実上CRKが継承)。
10 日曜ビジター開催の南海ホークス戦のみ裏送りを含めてネット受けしていたが、1977年よりNRNナイターへネットチェンジ、同時に週末のNRN関西地区担当局となる(RF発ナイターの関西へのネットは事実上CRKが継承)。
11 1979年 - 1992年にRF・TBS・CBC・ABC間の提携を実施(CBCとは1993年以後も継続)、2016年・2017年はJRN各局との相互提携を行う。2017年限りでTBSラジオがナイター中継配信から撤退したためTBSラジオとの提携終了。
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