アダム・コラレック

アダム・コラレック
*Adam Kolarek*
ロサンゼルス・エンゼルス #56
タンパベイ・レイズ時代 (2018年7月7日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	メリーランド州ボルチモア
生年月日	(1989-01-14) 1989年 1月14日（35歳）
身長体重	6' 3" ＝約190.5 cm 215 lb ＝約97.5 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2010年 MLBドラフト11巡目
初出場	2017年6月29日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
ケイトンズビル高等学校（英語版）メリーランド大学タンパベイ・レイズ (2017 - 2019) ロサンゼルス・ドジャース (2019 - 2020) オークランド・アスレチックス (2021 - 2022) ロサンゼルス・ドジャース (2023) ニューヨーク・メッツ (2023)
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アダム・ジョン・コラレック（Adam John Kolarek, 1989年 1月14日 - ）は、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。

経歴

プロ入りとメッツ傘下時代

2010年のMLBドラフト11巡目（全体332位）でニューヨーク・メッツから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級キングスポート・メッツ（英語版）でプロデビュー。A-級ブルックリン・サイクロンズでもプレーし、2球団合計で22試合に登板して2勝1敗2セーブ、防御率3.13、45奪三振を記録した。

2011年はA級サバンナ・サンドナッツとA+級セントルーシー・メッツでプレーし、2球団合計で26試合（先発1試合）に登板して7勝1敗5セーブ、防御率2.85、58奪三振を記録した。

2012年はA+級セントルーシーとAA級ビンガムトン・メッツでプレーし、2球団合計で50試合に登板して3勝3敗19セーブ、防御率2.70、78奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス（英語版）に所属した。

2013年はAA級ビンガムトンとAAA級ラスベガス・フィフティワンズでプレーし、2球団合計で46試合に登板して3勝3敗1セーブ、防御率2.28、64奪三振を記録した。

2014年はAA級ビンガムトンでプレーし、48試合に登板して1勝2敗2セーブ、防御率6.07、43奪三振を記録した。

2015年もAA級ビンガムトンでプレーし、51試合（先発1試合）に登板して2勝4敗1セーブ、防御率4.43、61奪三振を記録した。レギュラーシーズン終了後の10月6日に自由契約となった^[1]。

レイズ時代

2015年10月23日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだが、12月10日にルール・ファイブ・ドラフト（マイナーリーグ・フェイズ）でタンパベイ・レイズから指名され、移籍した^[2]。

2016年は傘下のAA級モンゴメリー・ビスケッツとAAA級ダーラム・ブルズでプレーし、2球団合計で47試合に登板して3勝4敗2セーブ、防御率3.13、63奪三振を記録した。オフの11月7日にFAとなり、19日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結ぶも、2017年3月24日に自由契約となった後、27日にレイズとマイナー契約を結んだ。

2017年は開幕からAAA級ダーラムでプレーした。6月28日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、翌29日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー^[3]。9月4日にマイナー契約でAAA級ダーラムへ配属された^[1]。この年メジャーでは12試合に登板して1勝0敗、防御率6.48、4奪三振を記録した。マイナーでは41試合に登板して防御率1.65だった。

2018年も開幕をAAA級ダーラムで迎えた。7月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると^[4]、最終的に31試合に登板して1勝0敗2セーブ、防御率3.93、19奪三振を記録した。マイナーでは31試合に登板して防御率1.61だった。

2019年は監督のケビン・キャッシュの起用により、一塁守備を挟んで2度登板する試合が2試合あり、いずれの試合でもホールドを記録した^[5]^[6]。

ドジャース時代

2019年7月31日にニコ・ハルサイザーとのトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した^[7]。

2020年は自身初めてワールドシリーズ優勝を経験した。

アスレチックス時代

2021年2月12日にシェルドン・ノイジー、ガス・バーランドとのトレードで、コディ・トーマスと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した^[8]。

2021年4月1日のヒューストン・アストロズとの開幕戦に登板し、アスレチックス移籍後初出場を果たした^[9]。この年は12試合に登板して防御率8.00、4奪三振と、大きく成績を落とした。

2022年6月30日にDFAとなり^[10]、翌日の7月1日にマイナー契約となった（5月29日より降格していた傘下のAAA級ラスベガス・アビエイターズにそのまま所属）^[1]。

ドジャース復帰

2022年12月15日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ^[11]。2023年6月11日にアクティブ・ロースターに登録され^[12]、同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦に登板するも、同月14日にDFAとなり^[13]、傘下AAA級オクラホマシティ・ドジャースに配属された^[14] 。

メッツ時代

2023年8月1日に金銭トレードでフィル・ビックフォードと共にニューヨーク・メッツへ移籍した^[15]。メッツでは4試合に登板し、4回2/3を無失点に抑えたが同月27日にDFAとなり^[16]、30日にFAとなった^[17]。

ブレーブス傘下時代

2023年8月31日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ^[18]が、オフにFAとなった。

エンゼルス時代

2023年11月26日にロサンゼルス・エンゼルスと1年90万ドルでメジャー契約を結んだ^[19]。

投球スタイル

シンカーを主体とするサイドスロー左腕である^[20]。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2017	TB	12	1	0	0	2	1.000	40	8.1	9	2	4	2	4	4	1	6	6	6.48	1.56
2018		31	1	0	2	11	1.000	141	34.1	38	0	5	1	1	19	0	15	15	3.93	1.25
2019		54	4	3	1	15	.571	184	43.1	39	6	14	4	3	36	1	19	19	3.95	1.22
2019	LAD	26	2	0	0	4	1.000	45	11.2	9	1	2	0	0	9	0	3	1	0.77	0.94
'19計		80	6	3	1	19	.667	229	55.0	48	7	16	4	3	45	1	22	20	3.27	1.16
2020		20	3	0	1	4	1.000	72	19.0	11	1	4	0	0	13	2	2	2	0.95	0.79
2021	OAK	12	0	0	0	0	----	51	9.0	15	2	5	0	1	4	1	10	8	8.00	2.22
2022	OAK	15	0	1	0	0	.000	79	17.2	20	1	8	0	3	9	0	9	9	4.58	1.58
2023	LAD	1	0	0	0	0	----	5	1.1	1	0	0	0	0	2	0	0	0	0.00	0.75
2023	NYM	4	0	0	0	0	----	17	4.2	1	0	1	0	1	5	0	0	0	0.00	0.43
'23計	NYM	5	0	0	0	0	----	22	6.0	2	0	1	0	1	7	0	0	0	0.00	0.50
MLB：7年		175	11	4	4	36	.733	634	149.1	143	13	43	7	13	101	5	64	60	3.62	1.25

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

投手守備

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2017	TB	12	0	2	0	0	1.000
2018		31	6	5	1	1	.917
2019		54	5	13	0	0	1.000
2019	LAD	26	0	1	1	0	.500
'19計		80	5	14	1	0	.950
2020		20	2	4	0	0	1.000
2021	OAK	12	1	1	0	0	1.000
2022	OAK	15	2	3	0	0	1.000
2023	LAD	1	1	0	0	0	1.000
2023	NYM	4	1	2	0	0	1.000
'23計	NYM	5	2	2	0	0	1.000
MLB		175	18	31	2	1	.961

一塁守備

年度	球団	一塁（1B）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2019	TB	2	0	0	0	0	----
2019	LAD	1	1	0	0	1	1.000
'19計	LAD	3	1	0	0	1	1.000
MLB		3	1	0	0	1	1.000

右翼守備

年度	球団	右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2020	LAD	1	0	0	0	0	----
MLB		1	0	0	0	0	----

2023年度シーズン終了時

背番号

55（2017年）
56（2018年 - 2020年、2023年6月11日）
21（2021年）
57（2022年）
66（2023年8月20日 - 同年8月26日）
56 (2024年 - )

脚注

^ ^a ^b ^c MLB公式プロフィール参照。2022年7月27日閲覧。
^ Jonathan Mayo (2015年12月10日). “Goeddel first of 16 taken in big league Rule 5 Draft” (英語). MLB.com. 2019年7月19日閲覧。
^ “Tampa Bay Rays at Pittsburgh Pirates Box Score, June 29, 2017” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年7月19日閲覧。
^ Jeff Todd (2018年7月6日). “Rays Designate Jeremy Hazelbaker, Select Adam Kolarek” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年7月19日閲覧。
^ “Tampa Bay Rays at San Francisco Giants Box Score, April 7, 2019”. Baseball-Reference.com (2019年4月7日). 2020年5月29日閲覧。
^ “Boston Red Sox at Tampa Bay Rays Box Score, July 24, 2019”. Baseball-Reference.com (2019年7月24日). 2020年5月29日閲覧。
^ Ken Gurnick (2019年7月31日). “Dodgers land Gyorko, Kolarek at Deadline” (英語). MLB.com. 2019年8月2日閲覧。
^ “Athletics To Acquire Adam Kolarek” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月12日閲覧。
^ Martin Gallegos (2021年4月2日). “Fans loud, A's bats quiet in Opening Day loss” (英語). MLB.com. 2021年4月11日閲覧。
^ Anthony Franco (2022年6月30日). “A’s Designate Adam Kolarek, Option Cristian Pache” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年7月27日閲覧。
^ Stephen, Eric (2022年12月15日). “Dodgers sign Adam Kolarek to minor league contract” (英語). SB Nation. 2023年11月27日閲覧。
^ “Dodgers Select The Contract Of Adam Kolarek”. MLB Trade Rumors (2023年6月11日). 2023年11月27日閲覧。
^ “Dodgers' Adam Kolarek: Designated for assignment” (英語). cbssports.com. 2023年11月27日閲覧。
^ “Dodgers' Adam Kolarek: Outrighted to OKC” (英語). cbssports.com. 2023年11月27日閲覧。
^ “Mets Acquire Phil Bickford, Adam Kolarek From Dodgers”. MLB Trade Rumors. (2023年8月1日). https://www.mlbtraderumors.com/2023/08/mets-acquire-phil-bickford-adam-kolarek-from-dodgers.html 2023年11月27日閲覧。
^ “Mets' Adam Kolarek: Gets DFA'd” (英語). cbssports.com. 2023年11月27日閲覧。
^ “Adam Kolarek: Hits open market” (英語). cbssports.com. 2023年11月27日閲覧。
^ “Braves' Adam Kolarek: Signs with Atlanta” (英語). cbssports.com (2023年8月31日). 2023年11月27日閲覧。
^ “Angels Sign Adam Kolarek” (英語). MLB Trade Rumors (2023年11月26日). 2023年11月27日閲覧。
^ “Adam Kolarek Pitching Stat Details”. Baseball Cube. 2019年7月19日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Adam Kolarek stats MiLB.com （英語）

表話編歴ロサンゼルス・エンゼルスロースター
投手	31 タイラー・アンダーソン 40 サム・バックマン（故障者リスト） 71 ケルビン・カセレス（英語版）（故障者リスト） 47 グリフィン・キャニング 90 アダム・シンバー 67 ホセ・シスネロ（故障者リスト） 57 ロアンシー・コントレラス 58 デービス・ダニエル（英語版） 48 リード・デトマーズ 53 カルロス・エステベス 41 カーソン・フルマー 66 ルイス・ガルシア 44 ベン・ジョイス 64 ジャック・コチャノビッチ（英語版） 62 ビクター・メデロス（英語版） 55 マット・ムーア 65 ホセ・キハダ（故障者リスト） 78 ケニー・ローゼンバーグ 43 パトリック・サンドバル 63 チェイス・シルセス（故障者リスト） 59 ホセ・ソリアーノ 24 ロバート・スティーブンソン（故障者リスト） 61 ハンター・ストリックランド 54 ホセ・スアレス 60 アンドリュー・ワンツ 49 ギレルモ・ズニガ（故障者リスト）
捕手	14 ローガン・オーハッピー 21 マット・サイス
内野手	13 エイーレ・アドリアンサ（故障者リスト） 23 ブランドン・ドルーリー 28 ニコ・グッドラム 15 ルイス・ギヨーム 9 ザック・ネト 19 カイレン・パリス 6 アンソニー・レンドン（故障者リスト） 2 ルイス・レンヒフォ 22 ミゲル・サノ（故障者リスト） 18 ノーラン・シャヌエル 38 マイケル・ステファニック（故障者リスト） 8 コール・タッカー
外野手	39 ジョーディン・アダムス 7 ジョー・アデル 5 ウィリー・カルフーン 16 ミッキー・モニアック 12 ケビン・ピラー 27 マイク・トラウト（故障者リスト） 3 テイラー・ウォード
監督・コーチ	37 ロン・ワシントン（監督） 81 レイ・モンゴメリー（英語版）（ベンチコーチ） 82 ジョニー・ワシントン（英語版）（打撃コーチ） 84 バリー・エンライト（英語版）（投手コーチ） 88 ボー・ポーター（一塁コーチ） 85 エリック・ヤング・シニア（三塁コーチ） 86 スティーブ・カーセイ（ブルペンコーチ） 89 ライアン・ゴインズ（内野守備コーチ） 83 ティム・レイカー（英語版）（攻撃コーディネイター） 87 ジェリー・ナロン（捕手コーチ） 80 ジェイソン・ニックス（アシスタント） 95 ティム・バス（アシスタント） 93 ジェイソン・ブラウン（英語版）（ブルペン捕手） 91 マイク・アッシュマン（打撃投手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年5月17日更新

ロサンゼルス・ドジャース 2020年のワールドシリーズロースター

選手
03 クリス・テイラー
05 コーリー・シーガー（シリーズMVP）
07 フリオ・ウリアス
10 ジャスティン・ターナー
11 A.J.ポロック
13 マックス・マンシー
14 エンリケ・ヘルナンデス
15 オースティン・バーンズ
16 ウィル・スミス
17 ジョー・ケリー
21 ウォーカー・ビューラー
22 クレイトン・カーショウ
31 ジョク・ピーダーソン
35 コディ・ベリンジャー

41 ジェイク・マギー
43 エドウィン・リオス
45 マット・ベイティ
46 トニー・ゴンソリン
48 ブルスダー・グラテロル
49 ブレイク・トレイネン
50 ムーキー・ベッツ
51 ディラン・フローロ
52 ペドロ・バエズ
56 アダム・コラレック
57 アレックス・ウッド
74 ケンリー・ジャンセン
81 ビクトル・ゴンサレス
85 ダスティン・メイ

監督
30 デーブ・ロバーツ

コーチ
06 ロバート・バンスコヨック（打撃）
23 マーク・プライアー（投手）
54 ジョシュ・バード（ブルペン）
65 アーロン・ベイツ（英語版）（打撃補佐）
88 ボブ・ゲレン（ベンチ）
91 ディノ・イーベル（英語版）（三塁）
92 ジョージ・ロンバード（英語版）（一塁）