クスリのカツマタ

クスリのカツマタは、株式会社トモズが経営し、神奈川県東京都に展開するドラッグストアチェーン

概要

元は同名の企業「株式会社 クスリのカツマタ」が経営していたが、当時の代表取締役社長だった勝又泰夫が経営権を売却したため、会社は住友商事の子会社である『住商ドラッグストアーズ(現:トモズ)』に吸収合併される形で解散。『クスリのカツマタ』の社員の多くは『住商ドラッグストアーズ』に移籍したが、勝又自身は『住商ドラッグストアーズ』の傘下には入らなかった。幹部社員の殆どと店舗勤務社員の一部は勝又の部下として残る道を選択したため、勝又本人も含めて彼らは『トモズ』に所属しておらず、経営上の繋がりは消滅している。ただし、2023年11月現在も武蔵小山店和田町店の2店舗は『クスリのカツマタ』の屋号のまま営業を続けている。

沿革

トモズとの差異

服装
店舗従業員の服装は社員・アルバイトを問わず『クスリのカツマタ』当時のままであり、現在まで『トモズ』との統一化がされておらず、『トモズ』の従業員とは確実な差異がある。たとえば、『トモズ』の従業員はケーシー白衣の上から赤いエプロンを着け、ズボンや靴は黒い物に限定されているが、『クスリのカツマタ』の従業員はジーンズでの勤務が許されており、靴にも色の制限は無く、ケーシー白衣の上から赤いエプロンを着ける必要も無い。
ポイントカード
企業売却から長らく独自のポイントカードを採用し、トモズとの統一化もされていなかったが、2022年3月までに『クスリのカツマタ』独自のポイントカードは廃止され、トモズポイントに統一されている。共通ポイントサービス「Ponta」と「dポイント」についてはトモズでの利用開始にあわせてカツマタでも導入された[2][5]

店舗

営業中の店舗

2023年7月現在で営業中の店舗は、以下の通り。

東京圏

神奈川圏(横浜)

 横浜圏の店舗は閉店した店舗やトモズに転換した店舗も含め、全ての店で置かれている区が異なる。

トモズに転換した店舗

東京圏

  • 蒲田駅前店(2代目、大田区西蒲田7-66-4) - トモズ蒲田店に転換[6]
  • 中延店(品川区中延3-8-7) - トモズ中延店に転換[7]
  • 中目黒店(目黒区上目黒3-3-14) - トモズ中目黒店に転換[8]
  • 学芸大学店(目黒区鷹番3-7-9) - トモズ学芸大学店に転換[9]
  • 自由が丘駅前店(目黒区自由が丘2-11-2) - トモズエクスプレス自由が丘北口店に転換[10]
  • 自由が丘マリクレール店(目黒区自由が丘1-8-23) - トモズエクスプレス自由が丘南口店に転換[11]
  • 等々力薬局(世田谷区等々力3-5-2) - トモズ等々力北口店に転換[12]
  • 鶴川店(町田市能ヶ谷1-6-9) - トモズエクスプレス鶴川店に転換し、同時に向かい側のビルへ店舗移転[13]

神奈川圏(川崎)

  • 新丸子店(川崎市中原区新丸子町743) - トモズエクスプレス新丸子店に転換[14]
  • 小杉店(川崎市中原区小杉町3-432-4) - トモズエクスプレス武蔵小杉店に転換[15]
  • 今井町薬局(川崎市中原区今井南町479) - 調剤専門店。薬局トモズ今井南町店に転換
  • 元住吉薬局(川崎市中原区木月住吉町3-17) - 調剤専門店。薬局トモズ関東労災病院前店に転換
  • 元住吉店(川崎市中原区木月1-29-25) - トモズエクスプレス元住吉店に転換[16]
  • 西口薬局(川崎市中原区木月1-30-33) - トモズ元住吉西口店に転換(転換後、調剤は別の建物へ移動し、薬局トモズ元住吉西口店としてオープン)[17]
  • 東口店(川崎市中原区木月2-5-1) - トモズエクスプレス元住吉東口店に転換[18]
  • 新城店(川崎市中原区新城1-3-1) - トモズ武蔵新城店に転換[19]。フランチャイズで100円ショップ「ダイソー」が入居している(トモズに転換後も営業[20])。カツマタ時代は全店舗中、最も大きな売り場スペースを持つ店舗だった。
  • 稲田堤店(川崎市多摩区菅2-1-13) - トモズ稲田堤店に転換[21]。川崎圏では初めて中原区以外に置かれた店舗だった。

神奈川圏(横浜)

  • 矢向店(横浜市鶴見区矢向6-7-10) - トモズ矢向店に転換[22]
  • 大倉山店(横浜市港北区大倉山3-1-1) - トモズ大倉山店に転換[23]
  • 白楽店(横浜市神奈川区白楽121) - トモズ白楽店に転換[24]
  • 磯子店(横浜市磯子区森1-6-1) - トモズ磯子店に転換[25]

閉鎖した店舗

※ 資料が殆ど遺されていないため、詳細な情報が判明している店舗のみ記載

東京圏

  • 蒲田店(大田区西蒲田7-62-3) - 2004年4月30日閉店。JR蒲田駅(西口)から見て蒲田駅前店と同じ商店街(アーケード)内の奥の方にあった。
  • 自由が丘店(目黒区自由が丘2-11-16) - 自由が丘マリクレール店の開店に伴って閉店。

神奈川圏(川崎)

  • 溝の口店(川崎市高津区溝口1-13-1) - 2012年5月閉店。
  • 平間店(川崎市中原区田尻町66-2) - 2015年10月閉店。
  • ライフ店(川崎市中原区木月) - 元住吉ブレーメン通りマルエツ前にあった店舗だが、東口店の開店に伴って閉店。

神奈川圏(横浜)

  • 中川薬局(横浜市都筑区中川1-19-1) - 2013年5月閉店。

移転した店舗

  • 蒲田駅前店(初代、大田区西蒲田7-66-5) - 現在と同じ商店街(アーケード)内にあったが、極端に店舗スペースが手狭な為、2件隣に在った紳士服洋品店の跡地を改築し、移転。旧店舗は現在、ドトールコーヒーショップになっている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ クスリのカツマタの株式譲受について住友商事株式会社(2009年06月16日)
  2. ^ a b 全165店、トモズのポイントとPonta ポイントが同時にたまる、つかえる! - トモズ・2018年7月2日
  3. ^ 株式会社トモズ「QR コード決済サービス」を導入 - トモズ・2018年12月27日
  4. ^ 4/1 レジ袋有料化に伴うレジ袋価格決定のお知らせトモズ(2020年3月30日)
  5. ^ a b 「dポイント」全店導入のお知らせ - トモズ・2022年3月29日
  6. ^ トモズ蒲田店 開店のお知らせトモズ(2018年4月10日)
  7. ^ トモズ中延店 開店のお知らせトモズ(2012年4月1日)
  8. ^ トモズ 中目黒店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2013年3月27日)
  9. ^ トモズ学芸大学店 リニューアルオープンのお知らせトモズ(2015年1月24日)
  10. ^ トモズエクスプレス 自由が丘北口店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2013年4月15日)
  11. ^ トモズエクスプレス 自由が丘南口店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2013年4月26日)
  12. ^ トモズ 等々力北口店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2013年2月26日)
  13. ^ トモズエクスプレス 鶴川店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2011年12月14日)
  14. ^ トモズエクスプレス新丸子店 リニューアルオープンのお知らせトモズ(2014年1月25日)
  15. ^ トモズエクスプレス 武蔵小 杉店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2013年9月29日)
  16. ^ トモズエクスプレス 元住吉店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2012年9月26日)
  17. ^ トモズ 元住吉西口店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2012年7月17日)
  18. ^ トモズエクスプレス 元住吉東口店リニューアルオープンのお知らせトモズ(2012年8月26日)
  19. ^ トモズ武蔵新城店 リニューアルオープンのお知らせトモズ(2016年2月2日)
  20. ^ ダイソートモズ武蔵新城店
  21. ^ トモズ稲田堤店 リニューアルオープンのお知らせトモズ(2015年5月30日)
  22. ^ トモズ矢向店 リニューアルオープンのお知らせトモズ(2018年2月13日)
  23. ^ トモズ大倉山店 リニューアルオープンのお知らせトモズ(2015年1月31日)
  24. ^ トモズ白楽店 リニューアルオープンのお知らせトモズ(2015年2月7日)
  25. ^ トモズ磯子店 リニューアルオープンのお知らせトモズ(2018年10月20日)

外部リンク

  • 株式会社トモズ
 
ハピコムグループ
マツキヨココカラ&カンパニー
グループ
富士薬品グループ
サンドラッググループ
WINグループ
ニチリウグループ
 
その他
 
消滅・撤退
  • パワーズドラッグ(富士薬品子会社モリキに吸収)
  • ドラッグトマト・ポテトカンパニー(ツルハに吸収)
  • アルファ(富士薬品子会社の後、東北セイムスに統合)
  • シバタ薬品
  • ジャストドラッグ(富士薬品の子会社になった後、関東セイムス(ジャストドラッグの旧ライズ店舗はモリキに移譲)に統合、屋号は継続)
  • 篠田薬局(富士薬品に事業譲渡)
  • シブヤ薬局(bigドラッグを経営していたがセイジョーに吸収合併)
  • いわい(セイジョーに事業譲渡)
  • コーエイ(住商ドラッグストアーズと経営統合)
  • 東京エコー(破産)
  • 信陽堂薬局(ツルハにドラッグ事業譲渡した後破産)
  • クスリのカツマタ(住商ドラッグストアーズに事業統合)
  • 村山快哉堂
  • ウイング湘南(アイロムロハスに店舗譲渡)
  • 仁天堂(店舗をリバースに譲渡)
  • ドラッグマックス・健康家族(ドラッグマックスに吸収、現マツモトキヨシ甲信越販売)
  • 中島ファミリー薬局(マツモトキヨシ甲信越販売に吸収、屋号は存続)
  • なかや(ウエルシア関東に経営統合)
  • ナガタ薬局(ウエルシア関東に吸収)
  • ドラッグフジイ(ウエルシア関東に吸収)
  • 薬のタムラ(富士薬品、後にモリキに事業統合)
  • くすりの寺田(ツルハに店舗譲渡)
  • 清水ドラッグストアー(倒産後サンドラッグが支援し太陽キャピタルとして経営 → サンドラッグ東海)
  • シーズアンドアーパス白沢ドラッグ東洋薬局(合併してジップドラッグ。屋号は存続)
  • レモン
  • 森山薬局
  • ドラッグストアキリン(東海セイムスに経営統合、屋号は継続)
  • ホップスドラッグ(松ノ木薬品と合併)
  • 松ノ木薬品・神薬堂・マルゼン(ライフォートに吸収)
  • 関西薬品(共栄ファーマシーズに店舗譲渡)
  • 國廣薬品(セガミメディクスに吸収合併)
  • 笹岡薬局 ドラッグコスモ21(西日本セイムスに経営統合、屋号は継続)
  • メディコ21(レデイ薬局と合併。屋号は存続)
  • くすりのありあけ(破産)
  • くすりのみよし(破産)
  • ABCドラッグ
  • 飯塚薬品(スギ薬局に吸収)
  • ニッショードラッグ(キリン堂に吸収)
  • 寺島薬局(ドラッグストア事業をウエルシア関東に事業譲渡、介護事業に特化してウエルシア介護サービスとなる)
  • スズラン薬局セイジョージップドラッグライフォート(セガミメディクスに吸収、現ココカラファインヘルスケア、各社の屋号は存続)
  • スパーク(ツルハに吸収)
  • モリス(ドラッグストア事業をモリスリテールに分社化した後、マツモトキヨシHDの子会社を経てマツモトキヨシ中四国販売に吸収)
  • コダマ(ココカラファインヘルスケアに吸収、屋号は存続)
  • 南天堂(破産)
  • ドラッグストアバイゴー(富士薬品に吸収、屋号は存続)
  • 倉持薬局(カワチ薬局に吸収、屋号は存続)
  • 高田薬局ウエルシア関西(ウエルシア薬局に吸収)
  • 関東セイムス(富士薬品に吸収)
  • ダルマ(マツモトキヨシ東日本販売に吸収)
  • イタヤマメディコ(マツモトキヨシ甲信越販売に吸収)
  • ラブドラッグス(マツモトキヨシ中四国販売に吸収)
  • タキヤ(ウエルシア薬局に吸収)
  • CFSコーポレーション(ウエルシア薬局に吸収)
  • 杉浦薬品(マツモトキヨシに吸収)
  • トウブドラッグ(マツモトキヨシへ会社分割により承継、法人はマツモトキヨシファーマシーズに吸収)
  • リバース(ツルハに吸収)
  • かもめ(ツルハに事業譲渡した後清算)
  • ウエダ薬品(ツルハに吸収)
  • エスロード(東北セイムスに吸収)
  • ノザキ薬品(九州セイムスに吸収、屋号は存続)
  • ドラッグ・オゾン(スマイルドラッグに吸収)
  • ニュードラッグ(クリエイトエス・ディーに吸収)
  • キリン堂薬局(親会社に事業譲渡の上ザグザグのフランチャイズ化)
  • 弘陽薬局(マツモトキヨシに吸収)
  • コヤマ薬局(サンメディックに吸収)
  • クラフト(ドラッグストア事業をサクラドラッグとして分社化しツルハに譲渡)
  • 東北セイムス(モリキに吸収)
  • 一本堂(ウエルシア薬局に吸収)
  • ジュンテンドー(ウエルシア薬局に事業譲渡)
  • 示野薬局(マツモトキヨシ甲信越販売に吸収、屋号は存続)
  • スマイルドラッグ(富士薬品に吸収)
  • 上新電機(ウエルシア薬局に事業譲渡)
  • 金光薬品(ウエルシア薬局に吸収)
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