WBSゴールデンナイター

WBSゴールデンナイター(ダブリュービーエスゴールデンナイター)は、和歌山放送で放送されるプロ野球中継

概要

金曜にNRNナイター(キー局:ニッポン放送)をネットして放送する番組。

他地方のNRNクロスネット局と同様に、読売ジャイアンツ戦中心の編成となっており、同じ近畿圏の在阪AM局(ABCラジオMBSラジオ)の阪神タイガース戦中心の編成とは異なる。このため、これらの局と中継カードが重なることは少ない。和歌山県内で聴取できるラジオ局としては、海を挟んだ隣の徳島県にある四国放送の『JRTゴールデンナイター』とは中継カードが全く同一になる[1]。また、ABCやMBSが制作を担当するゲームをネットすることもある(後述)。

2009年までは、火・土・日曜にJRNナイター(キー局:TBSラジオ)を編成。2010年に土・日曜が、2018年から火曜の放送がなくなったため、NRNのみの3日間の編成に縮小、2023年をもって水・木曜の放送を終了した。火・土・日曜の後番組には、TBSラジオ制作の定時番組を編成(土・日は、後に独自編成に移行)。

基本的に春編成最終日(9月最終週もしくは10月第1週)をもって放送を終了する。そのため、日本シリーズクライマックスシリーズは、中継しない。いずれの期間とも、ニッポン放送制作のナイターオフ期の番組を、同局からの裏送りで放送する[2]

南海電気鉄道がWBSの筆頭株主であることと、同電鉄沿線の大阪湾泉州地区などで受信できる環境にあることから、南海電鉄が親会社の南海ホークスホームゲーム(主として日曜日のデーゲーム)を中心に、南海グループ単独協賛で自社製作・放送していたことがある。また、応援番組『ガッツ!!ホークス』があった。

放送時間

  • 金曜 18:30 - 21:00(最大延長22:00まで)
    • 延長する場合は『ミュージックスケッチ』(フィラー番組)の開始時間を遅らせて対応。
    • 2010年頃までは、延長制限なしで試合終了まで中継していた。その後、最大延長が21:50に制限され、2016年度からは、『スポーツ伝説』(ニッポン放送制作)のネット打ち切りに伴い、最大延長が22:00まで拡大された。
    • 21時台に自社制作の単発番組が放送される場合は、最大延長に更なる制限が掛かる。『県議会ダイジェスト』(和歌山県議会定例会期間中、随時放送)放送時は21:30[3]までとなるが、21時台が全編単発番組となる場合は、延長なしの21:00で中継を打ち切る。
    • 中継を途中で打ち切る際は、2017年シーズンまでは、お断りのアナウンス等は一切なく、所定の時刻になると直ちに中継音声を遮断しCMに入った。2018年シーズンからは、平井理弘(和歌山放送アナウンサー)による事前収録の音源で、中継を終了する旨のアナウンスを流してCMに入る。
    • 日曜日に中継を行っていた時代は、和歌山県内の各市町村で大規模な選挙が行われる場合、開票速報のためにナイター中継を途中で打ち切ることがあった。
    • 2024年度からは水・木曜日のナイター中継が廃止となり、当該時間帯は野球中継に関係ない音楽などの番組に変更される。

解説者

テーマソング

下記は過去に使用していた曲で、2017年現在は別の曲を使用。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 但し、近年は四国アイランドリーグplus徳島インディゴソックスのホームゲーム中継に差し替えるケースも存在する。
  2. ^ ニッポン放送では、日本シリーズ・クライマックスシリーズ共に、中継を行う(クライマックスシリーズは、基本的にセ・リーグの試合)。
  3. ^ 2015年度までは21:20。
阪神オリックス
主催試合担当1
中日主催試合担当
広島主催試合担当
日本ハム主催試合担当
楽天主催試合担当
ソフトバンク主催試合担当
火曜のみネット受け6
関連番組(全国向け)
過去の制作・ネット局
脚注
1 土・日はJRNナイターを放送する局がないが、阪神(もしくはオリックス)の対戦相手の地元にJRN単独局がある場合、MBSの中継がJRN向けとなることがある。デーゲームは原則としてABCがJRN向けを担当する。
2 月・金・土・日はNRN向けの中継を担当する。オリックス戦は金曜除き原則裏送りのみ。土・日のデーゲーム中継のうち中日・日本ハム・ソフトバンクが絡む試合は、JRN単独局のCBC、HBC、RKB向け中継として放送される。日程によりナイターに準じてNRN向けの場合もある。
3 火・水・木はNRN向けの中継を担当。土・日は通常はLFと独自ネットを組むが、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むナイターではJRN向け兼LF予備カードの中継として放送されるほか、デーゲームでABCがJRN向けを担当する場合、ABCに代わってNRN単独局のSF、KBC、STVへ中継配信を行う。
4 原則、JRN向けはネット局への裏送りのみで、自局ではNRN向けの中継を放送する。土・日の自社分も原則NRN扱いで、裏送りはJRN向けをLF・MBSの予備カードを兼ねる場合とそれぞれ別制作する場合があるが、デーゲームは対在京・在阪球団戦はJRN・NRN共用の素材扱いとし、対日本ハム・中日・ソフトバンク戦では自社分をJRN向けに振り替えるが、JRN局が乗り込んだ場合は除く。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
5 月・水・木・金のJRN向けはネット局への裏送りのみで、自局ではNRN向けの中継を放送する。土・日の自社分は原則JRN扱いであるが、ナイター時はLF・MBSの予備カードを兼ねる場合あり。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
6 各局ともRKBでの放送内容に準拠してネット受けし放送。2010年から土日のJRNナイター廃止に伴い、土曜日は地域により中継枠廃止あるいはNRNナイター(QR系)の中継に変更し、日曜日は全局が中継枠を廃止する。
7 稀にJリーグなど自社制作の中継に差し替えられることがある。
8 2018年 から平日のJRN向けに西武ロッテ・東京開催のパリーグ球団主催試合の裏送り放送を制作し、JRN各局から西武ビジターゲームのナイターの配信を受ける。平日のオールスターゲームもJRN各局と相互に配信する。金曜の対在阪球団戦は、ABCとMBSの何れと組むかは不定である。
9 2010年以降は土曜と日曜日のナイターで、JRN各局から予備カードの配信を受け、加えて2018年から土曜と日曜日のJRN向けに西武ロッテ・東京開催のパリーグ球団主催試合の裏送り放送を制作し、関東圏外のパリーグの試合が本番になった場合もJRN各局から配信を受ける。土・日開催のオールスターゲームもMBSならびにJRN各局と相互に配信する。在阪局とのネットは2009年以前からMBSの間で実施している。
10 1979年から1992年まで(CBCはそれ以後も)、ラジオ日本との提携を実施し、中日主管はCBC、阪神主管はABC、広島主管はRCCがそれぞれ「ジャイアンツナイター」向けに裏送り放送用の中継を制作していた。セ・パ交流戦のソフトバンク主管試合でRKBが「ジャイアンツナイター」向けに裏送り放送を制作した事例がある。2016年2017年は、RFとTBS・JRN各局の相互提携を本格的に再開し、巨人戦を中心にRF制作でJRN向けに、逆にJRN各局がRF向けのナイターをそれぞれ相互配信する(RF側のネット局は当該項参照)。TBSラジオがナイター中継から撤退して以後のJRN各局との対応はそれぞれの局で異なる。ネット受け対象に「マリーンズナイター」も加わっている。
11 2017年度で終了。金曜(過去は月曜も)は、大阪府で火 - 木はABC、月と金はMBSとネット局が異なることに配慮してプロ野球東西南北(過去はナイターミュージックライブラリーも)として放送するが、内容と趣旨はプロ野球ネットワークかつてはナイターミュージックランドと同一である。
12 2010年度-2017年度は土・日のレギュラー中継枠は設けず、基本的に裏送りのみ。TBSラジオの中継は2017年度で終了した。2018年以降は中継を続けるJRN各局のDeNA主催ビジター戦向けの制作協力は行う。
13 ネット放送が終了してレギュラーのプロ野球中継枠は全廃となり、地元球場で試合開催時のみ自社制作および放送を行う。
在京球団主催試合担当
自社放送中
裏送りのみ制作
阪神オリックス
主催試合担当
中日主催試合担当
広島主催試合担当
日本ハム主催試合担当
楽天主催試合担当
ソフトバンク主催試合担当
水〜土曜ネット受け
水〜金曜ネット受け9
木〜金曜ネット受け7
金曜のみネット受け8
関連番組(全国向け)
関連番組(ローカル)
過去のネット局
脚注
1 土・日はMBSと独自のネットを組んで放送(ただし、在阪球団の主催試合でも自社制作することがある)し、在京・在阪球団以外の主催試合は自社制作するか、地元のNRN系列局に制作を委託する。そのうちMBS・TBC・RCC制作分は予備カード(対中日・日本ハム・ソフトバンク戦)に限りJRN向け中継を放送することもある。月曜日のLFはナイター有無に関わらず原則放送なしのため、特にセ・リーグの一部の試合での裏送り・技術協力のみ関与。2018年以降土・日曜日は自社の予備カードも兼ねる形で、関東圏の試合でHBC・RKBへの技術協力や裏送りを行う。
2 普段は平日の文化放送ローカルの中継として放送されているが、平日の西武主催試合に限りNRN向けに個別ネット扱いで中継配信を行う場合がある(NRNナイターとしての予備待機はLFが実施し、本番時はLFからのネットを優先)。関東圏以外のビジターゲームはJRN局(HBC・RKB他)からネット受けが原則となり、関東圏の試合ではJRN向けへの裏送りを行っている。金曜の対在阪球団戦についてはABCとMBSのどちらと組むかは、その時々により異なる。
3 2013年以降日曜日、2019年以降土曜日(「文化放送A&Gゾーン」拡大に伴う)を日本シリーズなどの不定期放送に変更し、自社のレギュラー放送を終了。ナイター中継を行うNRN向けの裏送り・技術協力を行う(「NRNナイター本番カード」の設定はQRの裏送り中継や系列局制作中継を組み込む形で継続)。
4 月・金はJRN向けの中継を担当(月曜のオリックス戦は原則裏送りのみ)。土・日はLFと独自のネットを組んで放送するが、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むナイターではJRN単独局(CBC・HBC・RKB)にも配信される(LF予備カードを兼ねる)ほか、デーゲームではABCがJRN向けを担当する場合、ABCに代わってNRN単独局(SF・KBC・STV)への中継配信を行う。
5 火〜木はJRN向けの中継を担当。土・日は基本的に月・金同様にNRN向け中継担当であるが、デーゲーム中継のうち中日・日本ハム・ソフトバンクが絡む試合では、JRN単独局(CBC・HBC・RKB)向けに切り替えられる(日程によってはナイターに準じてNRN向けの場合もある)。
6 原則、自社向け中継はNRN向けに放送するが、土・日のデーゲームは自社向け中継は原則JRN向けに放送(LF・MBSの予備カードを兼ねる場合あり)。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
7 北海道地区は、STV-R・HBCともはNRNに加盟(HBCはJRNとのクロスネット)しているが、ナイターネットはSTV-RはNRN、HBCはJRNのみである。しかし、STV-Rは2017-20年までを除き、定時番組枠確保の観点から、土・日はデーゲーム(2021年以後はナイターも)の放送を行わなかった関係で、NRN独占放送であるヤクルト主管の日本ハム戦が生中継される場合、LFから裏送りでHBCから放送した試合があった。また2021年(巨人対日本ハム)のように、土・日にナイター開催となった試合がLF-HBCとして放送される例もある。
8 全局とも放送しない曜日は中継枠を設けず、別番組を放送。
9 全局とも土・日は中継枠を設けず、別番組を放送。
10 水曜日は楽天主催試合がある場合、TBC制作の楽天主催試合に差し替え。
11 該当曜日以外にはナイター中継枠を設けていない。
12 稀に自社制作の中継(Jリーグ四国IL中継等)に差し替えられることがある。
13 地元球場での試合開催時には中継カード差し替え。
14 水曜日はソフトバンク主催試合がある場合、その試合(KBCでの放送内容に準拠)に差し替え。ソフトバンクビジター戦の場合はカードによりNRN全国向け中継に振り替える場合がある。
15 平日と土・日で同一タイトルであるが、趣旨は異なる。土・日版は2019年以降QR自社は放送せず、NRN系列局への裏送り。
16 通常は平日のナイター終了後のフィラー番組として放送されているが、平日にソフトバンク戦ナイターの開催予定がない場合、NRNナイターを差し替えて拡大放送。
17 平日にライオンズ戦の開催予定がない場合放送。
18 土曜日にナイターの開催予定がない場合に交互に放送。
19静岡県で開催の試合を自社制作してNRNに本番および予備カードとして配信することがあるが、火・土・日曜に該当する場合、臨時に放送枠を設けるか、裏送りとするかが随時異なる。
20 2021年をもって打ち切り。
21 OBCのナイター完全撤退により2007年をもって打ち切り。打ち切り時点では土・日の阪神・オリックス主催試合担当(日曜は自社での放送は行わず、NRN系列局への裏送り)だった。平日はローカル中継「近鉄バファローズナイター」(2004年まで)・「オリックス・バファローズ ナイトスタジアム」(2005年のみ)を放送していた。
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