早霧せいな

さぎり せいな
早霧 せいな
生年月日 9月18日
出身地 日本の旗 日本 長崎県佐世保市
身長 166cm
職業 女優
ジャンル 舞台ドラマ
活動期間 2001年 - 2023年
活動内容 2001年:宝塚歌劇団入団、宙組配属
2009年:雪組へ異動
2014年:雪組トップスター就任
2017年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
2023年:芸能活動引退
著名な家族 千北英倫子(妹)
主な作品
宝塚歌劇
伯爵令嬢
ルパン三世
『るろうに剣心』
ローマの休日
幕末太陽傳
舞台
『るろうに剣心』
脳内ポイズンベリー
ハリー・ポッターと呪いの子
ドラマ
『ドラゴン桜』
備考
宝塚歌劇団卒業生
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早霧 せいな(さぎり せいな、9月18日[1] - )は、日本の元女優[2]。元宝塚歌劇団雪組トップスター[2][3]

長崎県佐世保市[4]県立佐世保西高等学校出身[5]。身長166cm[6]。愛称は「ちぎ」[7]

来歴

1999年、宝塚音楽学校入学。

2001年、宝塚歌劇団に87期生として入団[8][1]。入団時の成績は19番[8]。宙組公演「ベルサイユのばら2001」で初舞台[8][1]。その後、宙組に配属[8][1]

男役としては小柄ながら、抜群の運動神経を生かしたダンス、繊細な役作りで評価を受け[9]、2006年、和央ようか花總まりトップコンビ退団公演となる「NEVER SAY GOODBYE」で、新人公演初主演[10][7]。同年、貴城けい紫城るいトップコンビ大劇場お披露目であり退団公演ともなる「維新回天・竜馬伝!」で、2度目の新人公演主演[10][7]

2008年のバウ・ワークショップ「殉情」で、バウホール公演初主演[11][7]

2009年2月24日付で雪組へと組替え[12]。同年の「雪景色」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール・東上公演ダブル主演[13][14]沙央くらまと役替わりで6役を演じ分ける[15][14]

2011年の「ニジンスキー」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール・東上公演単独初主演[16][1]

2012年の「双曲線上のカルテ」(バウホール・日本青年館公演)で、2度目の東上公演単独主演[16][17]

2014年の「ベルサイユのばら」で全国ツアー公演初主演[17]。同年9月1日付で雪組トップスターに就任[17]。1998年に創設された宙組出身者から誕生した初のトップとなった[9]。相手役に咲妃みゆを迎え、翌年の「ルパン三世/ファンシー・ガイ!」でトップコンビ大劇場お披露目[9][18]

2017年7月23日、「幕末太陽傳/Dramatic “S”!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[9][19]。同時退団となった咲妃とのコンビは、平成のゴールデンコンビと謳われ、トップ就任後の大劇場主演作が5作連続で客席稼働率100%超えを達成し、これは宝塚史上初の記録となった[19][18]

退団後は2018年の舞台「るろうに剣心」で主演[20]。自身が宝塚時代に主演した代表作で、再び主役の緋村剣心を演じることとなった[20]

2021年の「ドラゴン桜」(TBS系)で、自身初となる連続ドラマのレギュラー出演を果たす[3]

2023年6月1日付で、「早霧せいな」としての活動にピリオドを打つことを自身のSNSで報告[2]。芸能活動から引退した[2]

人物

実妹はフリーアナウンサーの千北英倫子である[21]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台

  • 2001年4 - 5月、宙組『ベルサイユのばら2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(宝塚大劇場[7]

宙組時代

雪組時代

雪組トップスター時代

出演イベント

  • 2001年9月、『ベルサイユのばら メモランダム』
  • 2002年11月、『アキコ・カンダレッスン発表会』
  • 2006年9月、TCAスペシャル2006『ワンダフル・ドリーマーズ』
  • 2006年9月、貴城けいコンサート『I have a dream』[22]
  • 2006年10月、第47回『宝塚舞踊会』
  • 2007年9月、『TAKARAZUKA SKY STAGE5th Anniversary Special』
  • 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
  • 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
  • 2013年9月、早霧せいなディナーショー『SS』 主演[23]
  • 2013年10月、第52回『宝塚舞踊会』[24]
  • 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
  • 2014年10月、『宝塚歌劇100周年記念 大運動会』
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

ドラマ

TV出演

  • 2022年4 - 2023年6月、BS朝日『そこに山があるから』[31]

書籍

受賞歴

  • 2007年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2006年度新人賞[32]
  • 2012年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2011年度努力賞[32]
  • 2015年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2014年度優秀賞[33]
  • 2017年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2016年度優秀賞[34]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 七帆ひかる休演による配役変更で、7/14〜30はドン・ファン・カルデロ役を演じる。マルコス役は凪七瑠海が務めた。
  2. ^ a b 凪七瑠海と役替わり。
  3. ^ a b c d e f 沙央くらまと役替わり。
  4. ^ 4/23〜30のみ。
  5. ^ 中別府葵とWキャスト。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “実は最近ネガティブなことがあって…【元雪組トップスター・早霧せいなさん スペシャルインタビュー】”. Domani. 小学館 (2020年3月11日). 2023年6月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e 元宝塚歌劇トップスター・早霧せいなが引退発表「本日をもって“早霧せいな”としての活動にピリオド」 スポーツ報知。
  3. ^ a b c d e f “「ドラゴン桜」及川光博が学園再建を願う教頭に、早霧せいなと江口のりこも出演”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年3月5日). 2021年3月5日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g “元宝塚歌劇団・雪組男役トップスター、早霧せいなが事務所所属を報告「頑張っていきます!」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年8月5日). https://www.oricon.co.jp/news/2141680/full/ 2023年6月1日閲覧。 
  5. ^ 『宝塚おとめ 2017年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、74頁。ISBN 978-4-86649-004-5。
  6. ^ “早霧せいな”. 2023年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月2日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k “フェアリーインタビュー / 雪組 早霧 せいな”. ウィズたからづか. 2010年08月号. あさひ高速印刷株式会社. 2023年6月1日閲覧。
  8. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 113.
  9. ^ a b c d e f g h i j k “早霧せいな、咲妃みゆ トップ&娘が同時退団発表”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2016年11月21日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1741268.html 2023年6月1日閲覧。 
  10. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 315.
  11. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 241.
  12. ^ 100年史(人物) 2014, p. 40.
  13. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 242.
  14. ^ a b c “2日間で1人6役のユニークな舞台、宝塚雪組「雪景色」”. asahi.com (朝日新聞社). (2009年11月19日). https://www.asahi.com/showbiz/stage/spotlight/OSK200911190072.html 2023年6月1日閲覧。 
  15. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 286.
  16. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 243.
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n “雪組トップスターに早霧せいなが決定!”. 宝塚ジャーナル (2014年3月5日). 2023年6月1日閲覧。
  18. ^ a b c d “早霧せいな 本拠地に別れ パレードに6000人殺到「世界中どこを探してもこんな光景はない」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2017年5月29日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/05/29/kiji/20170529s00041000324000c.html 2023年6月1日閲覧。 
  19. ^ a b c “平成のゴールデンコンビ早霧せいな・咲妃みゆ退団公演 宝塚雪組『幕末太陽傳』『Dramatic“S”!』上演中!”. 宝塚ジャーナル (2017年7月2日). 2020年5月13日閲覧。
  20. ^ a b “元宝塚雪組トップ・早霧せいな、退団後初の男役 宝塚時代に続き「るろうに剣心」主演”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2018年8月18日). https://hochi.news/articles/20180818-OHT1T50152.html?page=1 2023年6月1日閲覧。 
  21. ^ “カフェブレイクライブ 宝塚観劇&トークサロン”. 東京メトロポリタンテレビジョン. 2023年6月5日閲覧。
  22. ^ 貴城けいコンサート「I have a dream」('06年・サンシャイン劇場・千秋楽) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  23. ^ 早霧せいなディナーショー「SS」('13年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  24. ^ 第52回「宝塚舞踊会」('13年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  25. ^ PARCO劇場オープニング・シリーズ ゲルニカ PARCO STAGE。
  26. ^ “女子高生2人が開けた“ドア”の先には…倉持裕の新作に奈緒・伊藤万理華・早霧せいな”. ステージナタリー (ナターシャ). (2021年2月10日). https://natalie.mu/stage/news/415739 2023年6月1日閲覧。 
  27. ^ “舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」ハリー・ポッター役は藤原竜也・石丸幹二・向井理”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年1月22日). https://natalie.mu/stage/news/462623 2022年1月22日閲覧。 
  28. ^ “大谷亮平×武田玲奈のドラマ「異世界居酒屋」に白洲迅、小林豊ら15名が参加”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年3月23日). https://natalie.mu/eiga/news/368385 2020年3月23日閲覧。 
  29. ^ “異世界居酒屋「のぶ」S2に円神・草地稜之&瀧澤翼ら出演、ポスターと予告映像も到着”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年4月2日). https://natalie.mu/eiga/news/472318 2022年4月2日閲覧。 
  30. ^ “異世界居酒屋「のぶ」に平岡祐太・ココリコ田中・海宝直人ら、過去作のキャストも続投”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年11月25日). https://natalie.mu/eiga/news/502735 2022年11月25日閲覧。 
  31. ^ “そこに山があるから”. BS朝日. 2022年3月29日閲覧。
  32. ^ a b 100年史(人物) 2014, p. 53.
  33. ^ 『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。ISBN 978-4-908135-68-2。
  34. ^ 『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2。

参考文献

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歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。
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'・・'先代次代関係なし。'-'は先代次代関係あり。
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